内容説明
中国大陸に興亡した数多の王朝の栄華の跡。砂漠を越えて伝来した仏教とそれを迎えた西域の地。韓国、ベトナムの郷愁をそそる自然と建築。湿潤な気候と一体となった東南アジアの宗教と生活文化。紫禁城、万里の長城、莫高窟、アンコールワット、ボロブドゥール、慶州など、身近な国々の悠久の歴史に思いを馳せる一冊。
目次
第1章 大王朝の栄枯盛衰(明・清朝の皇宮(中華人民共和国)
万里の長城(中華人民共和国)
莫高窟(中華人民共和国) ほか)
第2章 古都を満たすアジアの美(古都アユタヤと周辺の古都(タイ王国)
古都スコータイと周辺の古都(タイ王国)
ルアンプラバンの町(ラオス人民民主共和国) ほか)
第3章 モンスーンがつくった極彩色の地(ハロン湾(ベトナム社会主義共和国)
コモド国立公園(インドネシア共和国)
ウジュン・クロン国立公園(インドネシア共和国) ほか)
著者等紹介
水村光男[ミズムラミツオ]
1940年、東京都に生まれる。東京教育大学文学部史学科を卒業し、同大学院博士課程修了(東洋史学専攻)。東京都立日比谷高等学校教諭を経て攻玉社高校教諭・関東学院大学講師(非常勤)
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感想・レビュー
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虹雪
7
買って手付かずでした。九寨溝のジャイアントパンダ、樹正群海という湖沼群は午後の光を浴びると濃い緑になり時間が経つごとにいろんな色に変わる。五彩池の水は炭酸カルシウムが含まれていて水が浄化され絵目ブルーに輝き、倒木が腐らずに沈んでいるというのは驚き。行きたい、見たい欲にかられました。2014/09/23
ねこ
0
実物を見たくなりました!!(^^)2012/04/20
閑
0
4巻は中国・韓国と東南アジア。ヨーロッパの大聖堂のようなきらびやかさとは違った東アジア風な渋い色合いの荘厳さをもった木造建築が多く並んでいる。泰山、峨眉山、武夷山、黄山と山や森と一体になった寺院が多いのもこの巻に特徴的な気がする。東南アジアはアンコールワット、ボロブドゥールのような巨大な寺院が、こちらはジャングルと一体化して不思議な雰囲気を醸し出しているように感じた。2012/03/11
慧
0
★★2002/11/08