内容説明
文部科学省の世紀の愚策「新学習指導要領」がついに施行の運びとなった。学力低下、子どもの勉強離れが叫ばれる中、諸外国が学力向上で高度産業社会、IT社会で競争力を取り戻す中、日本だけが「生きる力」という得体の知れないキレイゴトの下に子どもの可能性の芽を摘もうとしている。いいかげんで無責任な官僚・学識者に騙されてはいけない。あなたの子どもを守れるのは、もはやあなた自身しかいないのだ。情報錯綜の今、必須の智慧を網羅した好著。
目次
「ゆとり」というまやかしの教育の正体
教育改革の効果を判定できない文部科学省
すでに子どもたちの学力は“融解”している!
もはや「エリート」でないエリートたち
世界でいちばん勉強しない国・日本
子どもたちはなぜ勉強しないのか
進む「持てる者」と「持たざる者」の二極分化
「ゆとり教育」で少年犯罪は増える
「勉強は実社会の役に立たない」のウソ
学力低下の危機を乗り越えた諸外国〔ほか〕
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。1985年に東京大学医学部を卒業し、東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、精神科医。川崎幸病院精神科コンサルタント、一橋大学経済学部非常勤講師(現代経済学)
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