講談社+α文庫<br> 「読売巨人軍」の大罪

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講談社+α文庫
「読売巨人軍」の大罪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062565929
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

崩壊した「巨人戦はドル箱」の神話。予定調和的で間延びしたペナントレース。プロ野球離れが進む若い層。さらに、流出する一流選手と危惧される大リーグのマイナーリーグ化…。「読売的体質」こそこんな状況を引き起こした原因だ。座して滅びるのを待つか、変革を達成して、21世紀の新しいプロ野球に生まれ変わるのか。野球に対する深い愛情とその鋭い視点でファン不在・プレー不在の堕落したプロ野球を一刀両断。魅力あふれる球界を取り戻すために。

目次

序章 「長嶋巨人」とは何だったのか?
第1章 「歓声」と「どよめき」を奪ったフィールドの罪
第2章 「ファン不在」にした球団の罪
第3章 「ご都合主義」の球界の罪
第4章 そして、スタジアムに誰もいなくなった
第5章 野球が楽しかったころ
終章 「長嶋茂雄」が長嶋茂雄に戻った日

著者等紹介

海老沢泰久[エビサワヤスヒサ]
1950年、茨城県に生まれる。国学院大学文学部を卒業後、同大学折口博士記念古代研究所勤務を経て、1977年より著述に専念。1988年に『F1地上の夢』(朝日新聞社)で新田次郎文学賞を受賞。1994年『帰郷』(文春文庫)で第111回直木賞受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

28
ジャイアンツファンの方は読まずに無視して下さい。日本のプロ野球がつまらなくなった元凶は、読売ジャイアンツと、その読売に依存し続けるNPBの機構そのものにあるのは間違いありません。シドニーオリンピックの時のことも鮮明に覚えていますが、「オリンピックに選手を派遣したい球団はセ・リーグから出て行け!」と、当時のオーナーが暴言を吐いても、誰もが読売にすり寄って御機嫌をとっていただけでした。この頃から日本のプロ野球に幻滅し野球中継を見なくなりましたが、今や地上波では見たくても見られない惨憺たる状況になっています。2013/10/07

旗本多忙

10
大昔に読んでて内容は忘れた。 しかし、野球が好きでない方は面白くないだろう。野球というゲーム性のあるスポーツを知るという上では読まなくてはいけないものである(笑)

kinupon

8
良いことも悪いことも「巨人軍」だから書かれることだと思います。 交流戦もなんだかんだと言っても巨人が1位になりました。それにしても最近の野球離れは寂しいですね。2011/10/21

kouki_0524

1
読売巨人軍というよりは某オーナーの大罪と言ったほうが内容的には正しいかもしれない。単なる懐古主義でもなく、筋の通った意見が多く書かれているので、日本球界の問題を考えるのには手軽で最適だと思う。 それにしても終盤の日本シリーズの実録はとても臨場感があってよかった。2015/04/17

k

0
2001年前後に書いたコラムをもとにしているので話としてはちょっと古いけど、最後のシリーズの描写の部分を読むと、やっぱり海老沢さんの文章は良いなと。2012/05/06

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