内容説明
ドレスのような花びらを優雅にひるがえすケシに麻薬が、貴婦人然としたトリカブトが殺人事件を起こすことに気がもめないだろうか。私は「植物がなぜそのような猛毒をもつのか」知りたくてたまらなかった…。ほんのちょっぴりだが毒草を植えてみた。毒草たちとおしゃべりがしたくなったのだ。そうして教わったことを、素人なりに書いてみようと思ったのが本書だ。
目次
第1章 美しい花には毒がある(ケシ―モルヒネの復権;トリカブト―古代ローマ時代の“継母の毒” ほか)
第2章 毒と薬は裏表(サンギナリア―「血の根」と呼ばれるケシ科の毒草;ハシリドコロ―中毒をおこすと瞳孔が開いたまま ほか)
第3章 ドラッグな毒草たち(アサ―マリファナは合法にすべきか;コカノキ―コカインのルーツ・根掘り葉掘り ほか)
第4章 世界毒草探検(ゲルセミウム・エレガンス(1)―性病に効く毒草ゲルセミウムの魔力
ゲルセミウム・エレガンス(2)―地球上で最猛毒の植物 ほか)
第5章 寡黙な毒草たち(タバコ―ニコチン毒は殺虫剤に使われる;ウルシ―かぶれるかぶれないは体質による ほか)
著者等紹介
植松黎[ウエマツレイ]
1948年、東京都に生まれる。エッセイスト。1979年『ポケット・ジョーク』(角川書店)第1巻を刊行し、23巻まで続いている。1986年カリフォルニア大学サンタバーバラ校に客員として招かれ1年間遊学。その頃から毒草と親しむ
清水晶子[シミズアキコ]
1940年、東京都に生まれる。植物画家。自然観察指導員。1984年、ニキスレルケルト女史に植物画の手ほどきを受ける。1985年、国立科学博物館筑波実験植物園主催の第1回植物画コンクール入選。同2回、3回展で同園長賞受賞。北海道網走市在住
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