内容説明
「容姿も環境も運も、両親からのプレゼント。どういうふうに成長するかは、自分の手にかかっている」高校時代に飛び込んだ宝塚という世界。スター街道を歩いたゆえの葛藤、仲間との深い絆、厳しい上下関係の中で知った「仕事」に対する心構え。そして退団後、ゼロから再出発して現在に至るまで、素顔のアマミが辿った道のりをありのままに書き記す。明日の自分をもっと輝かせる生き方のヒント。
目次
文庫版序章 いつも「明日」を追い求めている
第1章 退団発表
第2章 宝塚との出会い
第3章 タカラジェンヌとしての出発
第4章 不協和音が聞こえる
第5章 キャリアは自分で作る
第6章 さまざまな愛情があるからこそ
第7章 みんなに支えられて今ここにいる
著者等紹介
天海祐希[アマミユウキ]
8月8日、東京都に生まれる。1985年、宝塚音楽学校に第73期生として入学。1987年3月『宝塚をどり讃歌』で初舞台。同年、月組に配属後、11月の新人公演『ミー&マイガール』では宝塚史上初の入団1年目で主役に抜擢された。1993年、『花扇抄―花姿恋錦絵―』でトップスターに。1995年12月東京公演『ミー&マイガール』を最後に退団。退団後は、『クリスマス黙示録』『狗神』『連弾』など多数の映画に出演。舞台『マヌエラ』『ピエタ』『パンドラの鐘』でも高い評価を受けた。2001年12月公開の映画『千年の恋ひかる源氏物語』では、退団後初の男役となる光源氏役で出演する
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感想・レビュー
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ぶんこ
44
宝塚時代の天海祐希さんを知りませんでしたし、舞台も拝見した事はないのですが、凛とした佇まいが好きで、この本を読んでみました。宝塚時代のお話ばかりでしたが、印象はインタビュー記事のよう。考えてみたら宝塚の方々が書かれた本を読んだ事が無いので、比較しようがないのですが、他の女優さんが書かれた本とはだいぶ違っている印象です。うまく表現出来ないのですが、読んでいて、自分が書いた方と一体化して泣いたり笑ったりというふうにならなかったのが大きな違いでした。読後もファンである事に変わりはないのですが、物足りない。2016/10/19
和
1
天海さんファン(特に宝塚時代の)は絶対読むべき!な一冊。宝塚時代の天海さんの想いとか苦悩とか...いろんなことがわかります。特にご家族のエピソードはどれも心がジーンとくる。天海さんの家族だけでドラマ一本作れそう感...笑。宝塚時代の天海さんに関しては本当に無知だったんですが、恐ろしいくらいスピード出世ってことはわかりました。きっと上級生のやっかみとか相当あったんだろうな...なんて。こういう経験を経て今、ドラマとか映画で活躍してるんだなーと思うと、天海さんって人生何周分してるんだってくらい濃い人生...笑2019/07/29
Mina*
1
天海さんの素直な想いがつづられており、彼女のことをよりわかることができた。また、その考え方、生き方にとても惹かれた。
さーや
1
「自分のことは自分で決める。たとえその決断が間違っていたとしても自分で決めたからこそ納得できる。」という天海さんの潔さをお手本にしていきたいと思った。2016/01/11
friskfreak
1
BOSS、Goldといったドラマの役柄に共感することが多く、天海祐希ご本人はどんな性格でどんな歩みをしてきたのか気になった。 宝塚時代の活躍はあまり知らなかったが、短期間でのトップ就任、トップ就任から約2年での退団、ファンクラブも持ち続けない潔さには、「一流」と言わざるを得ないだろう。 この本を読んでも、誰にでも真似できることではないとはもちろん感じるが、特にビジネスウーマンには学びとなる要素があると思う。 特に私の身にしみたのが、「自分のキャリアは自分でつかみとる」ということ。 オーディションで落ちた2013/02/04