内容説明
翼だけで胴体がない飛行機、円い鍋形飛行機、非対称X字形の飛行機など、どうしてこんな形で空が飛べるの?という形のユニークさから、太陽エネルギーだけで半年間も空を飛び続けるという奇抜なアイデアまで、NASA航空機開発の独創性は他の追随を許さない。写真を見るだけで、あなたの空想力も空を飛びます。
目次
第1章 カラーでみるNASA技術の驚異
第2章 浮かぶ独創
第3章 翔ける独創
第4章 宇宙往還
第5章 空路を拓く
終章 飛翔の賢人
著者等紹介
中冨信夫[ナカトミノブオ]
1949年、東京都に生まれる。宇宙工学アナリスト。米国クラーク大学、カリフォルニア工科大学大学院を修了。専門は画像工学、宇宙航法、誘導制御。理学・工学博士。NASA/SRI特別科学研究員。宇宙科学・工学をテーマに執筆・講演活動を行うとともに、宇宙科学映像プロデューサーとしても活躍。著書には『NASA航空機開発史』(新潮社)、『宇宙生活への招待状』(TOTO出版)、『NASAの技』(KKベストセラーズ)、『躍動する宇宙』(角川書店)、『最新ハッブル「宇宙美術館」』(講談社ソフィア・ブックス)などがある
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感想・レビュー
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kuririn
4
本書は15年ほど前の出版なので当然データも古いし、登場するのもNASAの航空機だけではない。しかし、機体の写真は豊富に掲載されていて、大きさや速度などの基本データも十分あるので、全体的には良いクオリティである。さらにそれらの解説も必要最小限ではあるが、開発の歴史や機体ごとの特徴はもちろん、事故の経緯や裏話のようなものまであり、割と面白い。そして、写真と説明だけでイメージがわかないときは、Youtubeなどで実際の動きを見て補完するとなお楽しめる。2016/04/27
jinrikiplane
1
世の中には変なものがたくさんあるんだなあ、と感心してしまう/ただスペースシャトルの設計思想を「飛び抜けて優れている」なんて書いているのはいただけないな2009/10/15
ドリアン・グレイ
0
2000年代前半の本で古いものでありコンコルドはNASAがかかわったものではないなど一部内容に首をかしげるところはあったが,それでも珍しいと思われるだろう航空機を取り上げている.2017/11/20
文章で飯を食う
0
何回目かの再読。面白い飛行機もあれば、つまらないのもある。2013/07/28