内容説明
太平洋戦争は遠い過去の出来事となりつつあり、覚えている人も少なくなった。しかし、現在の「平和」は戦犯として罪を問われた人たちの命と引き換えに得たものだ。日本はかけがえのない人の命をもって、戦後にお詫びや償いを済ませてきた。なぜ、どうして、どんな罪をどう問われて、命を奪われたのか!無念の思いを胸に抱えて生きてきた、家族の人生を徹底取材。忘れられた二十世紀の歴史の悲劇に迫る渾身の一冊。
目次
プロローグ 忘れられた千六十一人
第1章 責任を取る
第2章 なぜ、ひとりだけ
第3章 恨みの二ヵ月
第4章 親たちの悲劇
第5章 巣鴨プリズンというところ
第6章 厳寒の三角州にて
第7章 天竜川のほとりにて
第8章 立ち直った未亡人たち
エピローグ 戦後補償を論ずる前に
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