内容説明
同日選挙で自民党が圧勝し、中曽根政権は絶頂期を迎える。だが、売上税などの強気の政策が裏目に出て、野党や世論のみならず自民党内からも反発を招き、中曽根政権はあっという間に失速する。揺れる政局の背後には、病床にあってもなお影響力をもち続ける田中角栄の存在と、竹下政権の実現を虎視眈々とねらう、実力者金丸信の暗躍があった。
目次
第1章 ニューリーダーたちの虎視眈々
第2章 安倍、宮沢、渡辺の暗闘
第3章 根強い“角影”の呪縛
第4章 金丸の暗躍と自民圧勝
第5章 中曽根続投をめぐる攻防
第6章 「竹下容認」の流れ
第7章 中曽根政権の失速