内容説明
ゲーリー・クーパーが本当に見事だった「打撃王」から、スピルバーグ作品で一番好きな「E.T.」まで、ヨドガワ式に選びに選んだ絶品を、とっておきの話をまじえて思いっきり語り尽くす。思わず、名場面のかずかずがよみがえってくると同時に、「生の声」が聞こえてくる!アメリカ映画をここまで語ったことはない!!20時間語り下ろし!!全身全霊でアメリカ映画の絶品を熱く語っていた!!感動の遺作!!
目次
打撃王
失われた週末
我等の生涯の最良の年
ミネソタの娘
子鹿物語
虹を掴む男
チャップリンの殺人狂時代
赤い河
黄金
ママの想い出〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつ子🐈⬛
7
これを読んでいると、映画っていいなあとしみじみ思う。けれど、冒頭のコメント「アメリカの映画のパワーがちょっと落ちてきていて、何ともしれん淋しい気持ちになります」は、私も同感です。 淀川のおじさま、今も天国で、チャップリンとかジョン・フォードとか見ているのかな。2020/06/22
FK
2
最近になってあらためて読み出し、毎日少しずつ読み、興味を惹かれたものは、検索してDVDが手に入らないかと探してみた。さて100本紹介されているが、そのうちこの本(古本)を購入した五年前では28本観ていた。今回読了して時点で数えてみると、44本であった。氏の「語り下ろし」ということで、ほとんどどの映画も観てみたくなるのであった。最初の3本と最後の3本は以下の通り。 1.打撃王 2.失われた週末 3.我等の生涯の最良の年 98.プリティ・ベビー 99.地獄の黙示録 100.E.T.2020/06/24
遊星
1
淀川さんの本が読みたいと思っていたときに古本屋で見つけて購入。語り下ろしなので、淀川さんのあの語り口のまま名作が語られる。今の時代にとても新鮮。マイ・フェア・レディはジュリー・アンドリュースの舞台がもともとヒットしたけど、映画はヘップバーンになったとか、今時誰も言わないからな。70年代の1本にナッシュビルが入っていたのがちょっと驚き。最前線も入っているし、やっぱりいろいろわかっていたんですねぇ。。。2011/10/19