内容説明
人の能力はIQでは測れない。人生に成功するかどうかを決めるのはEQ(こころの知能指数)だ。心理学博士ゴールマンの提唱した「EQ」はまたたく間に全世界に広がり、各国で大ベストセラーになった。IQ偏重で歪んだ社会の病理をあばき出し、本当の頭のよさとは何かをわかりやすく説く現代人必読の名著。
目次
第1部 情動の脳
第2部 EQ―こころの知能指数
第3部 EQ応用編
第4部 EQは教育できる
第5部 情動の知性
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mana
42
25年くらい前の本ではあるが、十分役に立つ内容。EQはIQとは違い、ある程度成長してからも教育することはできる。大人もきちんと学び、自分の感情を知り、コントロールする方法を身に着けることが、子供たちへの教育にもなるだろう。学校での教育法のエピソードが多く、本文は長いがわかりやすく、楽に読めた。人としてうまく生きていくためには、高いEQが必須。自分は割とアンガーマネジメントなどできる方だとは思うが、メンタルの落ち込みなどのコントロールができるようになりたい。EQについての新しい本も読んでみたい。2022/12/09
Kiyoshi Utsugi
33
EQというのは、Emotional Intelligence Quotientの略で、心の知能(Emotional Intelligence)を測定する指標。 450ページにも及ぶ大作で、小説でもないのによくこんなのが大ベストセラーになったなと思います。😅 ・情動の脳 ・EQ〜こころの知能指数 ・EQ応用編 ・EQは教育できる ・情動の知性 の五部構成になってます。 人生で成功するかどうかを決めるのはIQではなく、EQであるというのが、著者の言わんとしているところです。2021/08/06
sas
28
EQとは、こころの知能指数・感情知能。EQには、5つの要素がある。(1)自己認識-自分の感情を知る、(2)自己規制-自分の気分をコントロールする、(3)動機づけ-自分の優先順位に従って目標を決める、(4)共感-他人の視点に立って考え、相手の感情を知る、(5)社会的技術-対人関係をうまく処理する。社会的に成功する能力は、IQが2割、EQが8割だという。しかも、生まれつきのIQと違い、EQは教育して高めることが可能だ。「自分の感情を自覚し、激情をコントロールし、失敗してもあきらめず、他人の気持ちを思いやる。」2017/06/10
ステビア
27
そりゃ自分の感情に気づくことや共感能力は大事だろうが、レベルや質の違うものを何でもかんでもEQという言葉でまとめてるから全体として散漫な印象が残る。2021/07/28
ゆうき
21
前から気になっていたEQに関する著書。しっかり書かれたものを読もうと思い購入しました。人生幸せに生きるためには頭の良さ(高いIQ)だけでは不十分。そこで1.自分の様々な感情の要因や、そこに至るまでのプロセスを認識すること。2.相手に共感すること。3.ポジティブになること?が大事なのかなと思いました。他の方も書かれてますが具体的にどうすれば良いのか書いてなかったのでしっかり考える必要がありそうです。「IQ2割、EQ8割。」2015/05/08
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