内容説明
「らしく」暮らす。「そのまま」でいい。愉快で素朴な「生きる」思想!!誰だって「のんびり」することは好きだ。だけどプーの場合はちょっと違う。天地あらゆるものの背後で作用するタオの導師なのだ。気楽にわかる人生の本質。
目次
プーは「自然な、単純な、飾り気のない、正直な」
タオイストの理想は「鏡の心(ミラー・マインド)」
人生のほんとうの問題とは
「あるがまま」にやっていく
ストレスもジタバタもない
タオの修練は「内なる静けさ」
千里の道も一歩から始まる
なんにもしない、のんびりすること
素朴な知恵の声に耳を傾ける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lee Dragon
29
東洋哲学は西洋のそれと比較して、非常に捉えどころがない。本質をつかもうと分析をしようとすると、その本質から遠ざかってしまうものがよくある。この本はタオの思想をくまのプーさんを題材に説明がしてある。本文の中で「知識はものを増やし、知恵に達すればものが減る」という話があったが、たしかに各種の達人は確実に何かを「捨てて」いるのである。あるがままに生きることは非常に難しい。水のように逆らわず生きようとしても、そこに恐怖が生まれ、そこに欲望が生まれる。タオは仏教思想と対立しているが、それすら包み込んでしまいそう。2018/01/03
りえこ
11
ずっと前に買った本を、読んでみました。なんだかほわほわしていてすっきりしない感じでした。2018/03/21
roku7777
3
僕は、全く感心しなかった。ここにあるのは現状のしがらみをこえて「ゆったり」すればいいんだよという提言。一見それはよさげに見えるし、映画なんかでも小林聡美あたりが提示する「ロハス」な生活。でもその生活ってほんとに「自分だけでやれているの」。くまのプーさんを人質に僕らはそれができるというけど本当にそうか。誰の力も借りずそれはできるのって思う。「プーさん」を借りることでそのような意見を封殺してしまうことがこの本の「よくなさ」なんだ。そう、誰だってそんな生活したいんだよ。でもそれができないから問題なんじゃないの。2021/09/06
Roy。
3
【クマのプーさん読みたくなる】 あのクマが偉大なタオの導師だったとは。。。 プーさんのハニーハントには乗ったことある、しかし本とかアニメ見た記憶はないなと、Twitterで溺れてるイーヨーに岩を落とすサイコ的な動画はみたがこれがタオイズムだとは。そういう目線でクマのプーさんを読みたい。 中国の石工の物語もハッとさせられた。老荘思想について他の書物でもよんで理解を深めていきたい。まずは「老荘を読む」から。。。 2020/11/28
Charlie
3
言いたい事は分かるのだけど、タオとプーをからめると逆に分かりにくい印象も。2014/03/08