内容説明
動物大好きの動物学者が、ウンチを求めて北は礼文島から南は西表島、そしてアフリカの奥地へ。照れたような神妙な顔つきで息張っているイヌやネコ。潔癖症のナマケモノ、かぐわしいマッコウクジラのウンチ。アルマジロやオタマジャクシのあれってどんなの?動物たちの可愛くて、ちょっと恥ずかしい姿を通して、人間のことを考えてみる一冊。
目次
第1章 ウンチの大いなる魅力
第2章 ウンチで始まりウンチで終わる
第3章 ウンチとオシッコは愛のメッセージ
第4章 ウンチは捨て身の護身者
第5章 トイレづくりの生態学
第6章 ウンチは栄養がいっぱい
第7章 ウンチは地球環境を保全する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もぽ
1
マッコウクジラからコウモリやヤモリまで、動物の排泄物にまつわるあれこれ。著者の体験談もあれば、学術的な研究の話、北海道の道産子の歴史など多岐に渡り、すべての話題の共通点は「糞尿」であるところが面白い。2023/01/17
見ぇーた
0
こたつ作家には出来ない実践家のエッセィ。さらっと流し読みしようと思ったが、熟読玩味してしまった!くだけたイラストがところどころに入っている。マズイわけではないが、今一かな。写真があると良かった(読む前は写真が入っていると思っていた)。ウンコを肥料にしていた時は発生しなかった病が、化学肥料にしたら出現したということは、これからの食生活を考える礎となる。2024/12/10
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