内容説明
間違いやすい言葉に「飛ぶ鳥、跡を濁さず」がある。これは「立つ鳥、跡を濁さず」がまる。「めがねに適う」のめがねも辞書には眼鏡とあるが×。意味が違う。平仮名で書くか「眼がね」と書く。「とどのつまり」のトドは海獣ではなく、魚のボラのこと。喫茶店によくある「珈琲」の漢字は×。意外と知られていない成句や漢字の由来をわかりやすく解説したユニークな語源辞典。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猿山リム
1
語源系の雑学を仕入れたくてタイトルで選んだ一冊。 一年毎日1ページを割り振り、その日に縁のあるエピソードに因んだ語源系雑学を千詰め込む企画。 企画があり熟せそうな作家に依頼したが、当然無理があるのだが、企画を押し付けた手前強くも直させられずこんなになった印象。 たいして縁もない事象から、出典不明の納得度の薄い雑学を詰め込んだだけの怪作。 著者の感想と根拠のある語源の区別が付き難く、ほぼほぼ雑学習得の役に立たない。 気になる内容は検索などで裏を取らなきゃいけないのは、どう考えても使い勝手が悪い。2025/03/17
おとん707
1
一年365日の一日一日に縁のある言葉の語源を本来の意味に基づいて解説する本だと思うが、その縁のある言葉の選び方が何とも奇妙に感じる。大して縁を感じられない上に日常生活でまず使わないと思われる言葉が単なる連想のように次々と登場する。しかも解説も表面的で読者を納得させるレベルでないものが目に付く。あれもこれもと話題が飛ぶ著者の目移りに付き合わされた感じ。一日一題というアイデアは悪くないと思うが。2018/12/30
-
- 洋書
- 100 RAVEL