内容説明
争奪と興亡に明け暮れ、誰もが生き残りに汲々としていた春秋戦国時代。そんな時代に、時流に流されず、超然として心隠やかに自由に生きることを説いた老子と荘子の思想は、現代人にとっても示唆に富んだ魅力的なものである。老荘の思想をマンガ化によってわかりやすく再現、世界各国で翻訳され、好評を博したベストセラー。
目次
荘子の読み方
老子の読み方
「道―上篇」の読み方
「徳―下篇」の読み方
諸子、老子を語る 道の道とすべきは、常の道に非ず。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モッタ
8
★★★☆☆ まさに「柔をもって剛を制す」を表現している思想。僕もこのような考え方が好きなので、非常に共感しながら読むことができた。2013/01/19
むらさき
6
最初の方の孔子を引き合いに出して、貶めるのはなんだかなぁという気がした。 戦国時代の国がどんどん興って潰れての背景を考えるとこんな思想が生まれるのも納得。 環境が変わると評価されるものがガラリと変わる。 そんな変動するものを大切にしてると疲れちゃいますよね。。。 今の時代に読んでも学びがあるのは古典の面白いところで、老子の部分を読んでいるときにTwitterで炎上してる人に読ませてぇってなってた。 人間はいつの時代も変わらないのは愚かだけどキライじゃないし、安心する。2022/06/16
カテータク
5
道教の教えの元となる老子、荘子の思想をマンガという形で紹介している。マンガながらかなり本格的な解説がなされており、入門書として最適だろう。「無用の用」「無為自然」などの教えは、現代の価値観とは対となっている部分も多々あるが、これは傾きすぎていた意識を戻すバランサーのような効果が期待出来る。一度や二度だけ読んだだけでは理解しきれないし、しばらくしたら忘れてしまうことも多いだろう。手元においておき、年に1回くらいのペースで再読していこうと考えている。2015/05/21
kazuchan1209
3
無用の用という考え方を学んだ。2020/08/05
シカマル
3
「中田敦彦のYouTube大学」から。タイミングなのか今の自分にはあまり響かなかったが、また機会を見て読み返したい。2020/01/16