内容説明
家を新築したい、一戸建てを購入したい、建て直したい、リフォームしたいと考えている人にプロが教える知恵。どうすれば、安くて快適で長もちする住まいを手に入れることができるか、基礎的な知識からとっておきの秘訣までをわかりやすく解説。木造在来工法で日本一の棟梁の知恵で、不動産業者・建築業者との交渉、仕事ぶりのチェックも万全。
目次
プロローグ 見直したい在来工法の知恵
快適で住みよい家づくりの決め手―工程別にチェックできる住まいづくりのノウハウ(設計編;部材編;基礎編;上棟編;屋根編;造作編;左官編;設備編;建具、経師、畳編;工程別のチェックの要点;大工いろは歌留多)
失敗しない増・改築と住まいの維持の秘訣―より住みやすく、より長もちさせるアドバイス(増・改築編;維持編)
頭のいい建売り住宅の選び方―買う前にこれだけはしたい落とし穴チェック
図解・日本住宅の仕組みと呼び名
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
3
現代の工法や大工の技術力低下を憂いつつ、本にすることで一般人に大工仕事を伝えんとする努力を感じた。なかなか大工が本を出す機会は少ないので、こういう本は貴重だと思う。2015/07/12
ぱるす
0
戦前から大工職人を生業としてきた著者の心意気が記された本。昨今の在来工法の軸組はその90%以上がプレカットで、資材・設備も製品化・ユニット化が進んでおり、それによって現場に携わる職人の技術・知識も昔に比べて(必要とされなくなったと言うか)落ちました。しかし、家が“木”や“土”といった呼吸をする材料で作られている限り、ないがしろには出来ないノウハウがあるもの。三十年住める家になるかどうかの分かれ目となる気遣い。それがこの本には書かれていると感じました。2013/07/01
くらぴい
0
都内の大工棟梁の建築組合長による仕事うんちく集で、今では貴重で大切です。建築の欧米派に対する伝統派になります。
ide
0
日本建築の知恵や大工の工夫など、現代の家にも活かせる知識が参考になる。2019/06/23