内容説明
受難の歴史をたくましく生き抜いたユダヤ人の勇気、心、決断力、発想を、250万語の膨大な聖典『タルムード(偉大な研究)』から学ぶ。
目次
タルムードの心
タルムードの耳
タルムードの眼
タルムードの頭
タルムードの手
タルムードの足
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
35
タルムードを積み上げると人の身長よりも高くなり、小さめのトラックの荷台一杯になる。紀元2世紀ごろの口伝をまとめたのがきっかけ法律の判例集みたいになっていて、裁きを下すための判断材料になる。ムスリムもイスラム法で治めるとよく言うが、それと似ている。善悪はっきり決めていてる。日本と慣習や思考とは一致するところと一致しないところがある。ムスリムやキリスト教とは違い、布教や教化は積極的にしないが、モーセの十戒は守るように、違う宗教の人にはお願いするそうだ。2021/08/27
蓮華
19
ユダヤ人の教科書タルムードの内容を紹介してある。 タルムードを常に学んでいるユダヤ人。 このタルムードがなこなか良いことが書いてある。 生きる指針となり、ユダヤ人の基本となる本なのだろう。2018/08/15
デビっちん
17
こんな内容を子どもの頃からずっと聞かされ、考えさせられたら、そりゃ頭も良くなるし、人生で困難な状況に陥ることも少ないなーと感じました。ツマラナイ話がないんですよね、ホントに。2020/09/11
ミチヲ
10
ユダヤの歴史を知らない為、理解できない部分が多々ありましたが、脊髄反射的に生きるのではなく、じっくりと考え、一生学びながら生きていく重要性を知りました。普通に日本で生きていたら、一生触れる事のできなかった考え方、生き方を知ることができる読書は素晴らしいですね。2012/06/06
ころぶ
10
ユダヤにつたわるタルムードの訳、または登場するラビ(僧侶・先生)の逸話など紹介した本です。人生で直面するさまざまな問題を解決するヒント(福音)に溢れた本。しかも聖書のような難解さはなく、読みやすかったです。日本人の感覚では、庶民的な伝承というよりビジネスマンの世界の考え方に近いが、合理的な面が肌に合えば様々な問題解決に知恵を貸してくれるのではないでしょうか。2011/10/26
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