出版社内容情報
おじいちゃんと散歩しながらわかったこと。小さなぼくが不安な気持ちになると、いつもおまじないの言葉で助けてくれるおじいちゃん。生きていくためのしなやかな強さを育む、心にしみる絵本です。 幼児から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
183
おじいちゃんと孫である男の子のお話。いろんな分別がついて社会性が出てくる5~6歳から読むといいかな。どんな質問や不安、心配事にも丁寧にかつ小難しい理論を披露しながら応えてくれた僕の祖父とは違って、この絵本の中のおじいちゃんは「だいじょうぶ だいじょうぶ」って一言だけでいろんな意味を含ませて諭してくれる。少年が大きくなって、その「だいじょうぶ」の意味をどんどん知っていくのが清々しい。不思議に心が軽くなる魔法の言葉でもある「だいじょうぶ」はやがて、立場を逆転して使われていく。そこまで描いているのが素晴らしい。2014/08/26
masa@レビューお休み中
158
男の子はおじいちゃんと毎日のようにお散歩をしていました。まだ、小さい男の子には家の近くを歩くだけでも冒険でした。草も木も花も、石も空もすべてが新鮮で、ワクワクする出来事だったのです。もちろん、楽しいことだけが起こるわけではありません。外には怖いものもたくさんいます。そんなときにおじいちゃんがだいじょうぶ、だいじょうぶというだけで、男の子は元気になることができました。きっと、彼にとっては、おじいちゃんは正義のヒーローだったにちがいません。そのやさしさに触れて、男の子はどう大きくなっていくのでしょうか…。2015/11/14
Willie the Wildcat
143
久~しぶりに次男と。お気に入りの一冊。『こんとあき』とは若干異なる「だいじょうぶ だいじょうぶ」。これがまた温かい。大人だからこそ感じるものがいつもある。久しぶりに読むことで次男も感じ方が若干違うようだった。またいつか子供と読もう!2012/03/11
らったった
132
いい絵本ですね(^^)ぐっときます。こんな時期もあったなぁと昔を思い出しました。読めてよかったなぁ(*^^*)2014/02/13
やも
95
身体や心は自己肯定感が健康にしてくれるんだろうな。おじいちゃんの「だいじょうぶ だいじょうぶ」はパワーアップの魔法の呪文みたい✨いじめてくる人や病気、未来に不安になる時がある。隣にいる大切な人にかける言葉は「守ってあげる」ではないのかも。だって人は誰かに大切に思われてることが分かったら、強さを手にすることが出来るから。生きていくのに必要なのは自信、あげたいのは寄り添う気持ち。優しさをもらえるような、いい絵本に出会えて幸せだ。2023/10/28
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