出版社内容情報
木村 裕一[キムラ ユウイチ]
著・文・その他
あべ 弘士[アベ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
かおはみえないけど、おともだち。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
272
木村裕一◎作、あべ弘士◎絵。あらしのよるに、出会うはずのない二人が山の中の小屋で出会う。やぎとおおかみである。そして、真っ暗闇の中で、二人の間に奇妙な友情が育まれる。絵は一風変わった線画。部分的にカラー。ヘタウマな絵だが、不思議な感じの味わいがある。次の日はどうやら快晴のよう。お昼に、再びこの小屋で再会の約束をするのだが…。第2巻の『あるはれたひに』に続くようだ。ヤギ危うしなのだが、この友情の行方やいかに。2024/10/16
やすらぎ
167
生きていると、自然と知り合えて、信頼関係を築いていくけれど、いつどうやって出逢えたのか覚えているだろうか。そのときにどんな話をして、どう別れたのかも。暖かかったのか、凍えるようだったのか、快晴の下だったのか、あらしのよるだったのか。初めての交流が素敵な場面であれば、付き合い方は変わるのだろう。お互いに声を通じて感じたり、言葉を通じて分かりあえたり、触れ合って励ましあったりしているなら、この物語の結末はきっと、ヤギとオオカミの心が結ばれているのだろう。孤独を受け入れたとしても、ひとりでは生きていけないから。2025/01/25
mitei
144
部屋を片付けるとこんな本が・・・最近映画化してるのに昔から知ってる作品という妙に親近感がわいた。すごくすれ違いを感じたところが子どもたちにとってはハラハラするところだなと思った。2013/12/31
アキ
80
旭山動物園の図書館にて、あべ弘士コーナーで、司書さんにおすすめされた本。1990年代廃園の危機にさらされていた旭山動物園をV字回復させるきっかけとなった「14枚のスケッチ」の実物も展示されていました。この絵本は、嵐の夜にオオカミとヤギがお互いの姿を見せず、声だけで会話することで、相手の正体を知らずに友だちのまま別れるところで終わります。翌日、「嵐の夜に」という合言葉でお互いの姿を見せて、会うことはあるのでしょうか?含みを持たせる終わり方が、憎い演出です。あべ弘士さんの代表作を楽しみむことができました。2026/03/20
おかだ
38
名作絵本。6歳の子供が最近気に入った一冊。嵐の夜に、暗闇の小屋の中で出会った2匹はオオカミとヤギ。お互いの正体を知らぬまま友達になる。で、この2匹の関係、今後どうなっちゃうの?というところで終わっている。子供に「このふたり、どうなると思う?」と想像してもらう。子供は「絶対食べるよ。当たり前やん。食べないわけがない!」と夢も希望もなく弱肉強食の食物連鎖を信じきっているので慌ててシリーズ2作目へ進む。2017/03/27




