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出版社内容情報
兼好はおもしろい! 長明は心をゆすぶる!日本を代表する古典随筆を一巻に。おもしろさを堪能できる嵐山流『徒然草』と、長明の熱い思いにふれられる三木流『方丈記』。 小学上級から
内容説明
本書は、現代の少年少女に、日本の古典文学をおもしろく、やさしく鑑賞してもらいたいとの目的で、およそ次の基準で編集した。底本は、講談社学術文庫『徒然草』、新潮社版・新潮日本古典集成『方丈記発心集』を基本とし、適宜諸本を参照した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ありんこ
7
嵐山さんも三木さんも、何回も読んでいるという古典。成長していく中で、そのたびに新しいものを与えてくれるという言葉が胸にぐっときました。分かりやすい言葉の訳と、解説やコラムでより深く理解できます。2011/03/03
PPP
1
★★★★★:『徒然草』兼好法師ーー鎌倉時代、世相批判や人生観などのメッセージをつれづれなるまゝに記した作品。〈 この世に、自分を束縛するものはなく、ただ空だけが与えてくれる余情のみが捨てがたい 〉 〈 真実の道理を知った人は智もなく、徳もなく、手柄もなく、名声もない 〉 いまの一瞬に生きる。後に残すべきものは何もない。2016/01/29
Sosseki
0
簡易版とはいえ、読んだ価値はあったかと思う。徒然草の裏の声は、役に立つのだろうが多少興ざめのような。方丈記の福原遷都、災害の様子等興味深かった。またあれだけ質素でもそこそこ長生きできるのかと驚いた。どちらも日本人の心情に根づいているのだろう。2025/06/13
みそ
0
超訳といった感じで、子ども向けに語りかけるような易しい言葉で書き直された古典集。いまとなっては徒然草の解説については、アルコール部分の解説がアルハラだったり、兼好法師がミソジニーを発揮して女性の悪口を書きまくる章へのフォローの仕方がものたりなかったり、役目を終えたように見受けられます。方丈記の方は、解説も古臭くなってないです。2023/02/26