「米軍(アメリカ)が恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯

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「米軍(アメリカ)が恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062209502
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

「沖縄は再び戦場となることを拒否する!」アメリカも、日本政府も怖くない。沖縄の魂の殉教者と言われる英雄カメジローの感涙の評伝2017年夏に公開された映画「米軍が最も恐れた男?その名は、カメジロー」は各地で満員御礼が続出する大反響を巻き起こした。
瀬長亀次郎は、終戦直後、米占領下の沖縄で、「沖縄人民党」を率い、初めて堂々とアメリカにモノを言ったとしていまも英雄視される伝説の男だ。
全国で唯一、凄惨な地上戦を経て占領され、米軍支配下で息を呑むようにして生活していた沖縄の人々は、亀次郎の演説に快哉を叫んだ。
「一握りの砂も。一滴の水も。ぜーんぶ、私たちのものだ。地球の裏側から来たアメリカは、ぬするれいびんど……泥棒だ!」
演説会には10万人を超える人々が集まり、米軍の度重なる妨害にもかかわらず亀次郎の言葉に熱狂する。
ついに米軍は微罪で亀次郎を逮捕、宮古島の監獄に送るが、奇跡的に生還を果たし、市民の後押しを得て那覇市長に当選した。
妨害の連続で市長の任期はわずか1年で終わったが、70年には衆議院議員に当選。佐藤栄作首相に対し、「沖縄は再び戦場となることを拒否する!」とド迫力の論戦を繰り広げた。
「伝説の男」の骨太な生涯を描いた感涙の映画が、ついに書籍化。

プロローグ  瀬長亀次郎とは何者だったのか
第1章 沖縄を魅了した演説
米軍はマングースだ/沖縄は鼠、軍政府は猫
第2章 米軍vs.カメジロー 
本土から分断された島/起立せず/“解放者”の本性
第3章 獄中日記
逮捕、収監/狙われた「闘争のシンボル」/宮古の獄へ/銃剣とブルドーザーに奪われた土地/囚人番号700番/「セナガ・ファイル」
第4章 「抵抗者」の軌跡
むしろのあやのように/この目でみた沖縄攻防戦/沖縄は捨て石だったのか
第5章 那覇市長・カメジローの奮闘
土地を守るんだ、支配から逃れるんだ/「亀次郎市長」誕生!/なぜ“共産主義者”が勝ったのか/「不信任」された亀次郎/命も惜しくない/「欠席戦術」で抵抗/「私は勝ちました」
第6章 父として、夫として
水肥びたしの母/一張羅のツーピース/似たもの夫婦
第7章 国会へ――佐藤首相と対峙
国会議員・亀次郎/再び戦場となることを拒否する!
第8章 亀次郎の思想
理想を追うか、現実と折り合うか/沖縄の魂の殉教者
エピローグ 亀次郎の遺したもの


佐古 忠彦[サコ タダヒコ]
著・文・その他

内容説明

全国で大行列、「天声人語」で絶賛された話題の映画を書籍化。「この沖縄の大地は、再び戦場となることを拒否する!基地となることを拒否する!」わがもの顔で闊歩するアメリカ軍に、たった一人で抵抗したカメジローの「魂の言葉」

目次

プロローグ 瀬長亀次郎とは何者だったのか
第1章 沖縄を魅了した演説
第2章 米軍vs.カメジロー
第3章 獄中日記
第4章 「抵抗者」の軌跡
第5章 那覇市長・カメジローの奮闘
第6章 父として、夫として
第7章 国会へ―佐藤首相と対峙
第8章 亀次郎の思想
エピローグ 亀次郎の遺したもの

著者等紹介

佐古忠彦[サコタダヒコ]
神奈川県川崎市出身、青山学院大学文学部卒業。1988年TBS入社。1996~2006年「筑紫哲也NEWS23」キャスター。2006~2010年政治部。2010~2011年「Nスタ」、2014~2017年「報道LIVEあさチャン!サタデー」「Nスタニューズアイ」キャスター。2013年~「報道の魂」(現「JNNドキュメンタリーザ・フォーカス」)プロデューサー。2017年公開のドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー」監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おくちゃん🌹柳緑花紅

100
ニュースキャスターでよく知られる佐古忠彦さん。ニュースに携わり沖縄の取材を続けながら問題の全体像を伝えきれているだろうか。もどかしさを感じ戦後史の主人公である沖縄の人等に鮮烈な記憶を残すカメジローを通して歴史を伝えたいとの思いが作品のきっかけという。沖縄の戦後はまだ続いている。返還を望み願いは叶えられたかに思えたが望む返還とは大きく異なる。それでも真の民主主義を求め闘いを続けたカメジローの生涯。母の教え。妻もまだ不屈の精神を持ち共に闘った。精神は根強く引き継がれてはいるが、未だに負の遺産を背負う沖縄。2022/08/28

kinkin

84
沖縄、行ったこともないし太平洋戦争の悲惨な状況も本や映像で知っているぐらいで基地問題となると、現在の普天間基地移設のニュースや辺野古のニュースが聞こえてくるぐらい。それだけ沖縄のことは知らない知ろうともしなかった。日本の政治やアメリカ軍との密約みたいなのがあったのだろう。アメリカの統治下で毅然とした態度で臨んでいた瀬長亀次郎氏のことをすこしだけ知ることが出来ました。現代の政治家は政治家ではなく政治屋という言葉を何処かで聞いた。こんな気骨のある政治家、今の日本にいないね。ネーネーズの歌、検索してみます。 2024/03/04

panashe

29
直木賞作品【宝島】でレイが投獄中に出会った沖縄の英雄"瀬長亀次郎"。実在の人物と知りどんな方だったのか興味を持った。お恥ずかしながら存在も知らなかったし、映画化されていたのも最近知った。この本の著者、佐古忠彦氏は、局アナの顔しか知らなかったが、news23で永年携わった筑紫哲也氏の「沖縄に行けば日本が見える。この国の矛盾が詰まっているんだ」の言葉に突き動かされ沖縄に通ったそうだ。未だ解決しない沖縄問題。同じ日本人としてあまりに無関心すぎたと心が痛い。2019/07/07

はる

25
戦後の沖縄で、米軍の弾圧に負けずに不屈の精神で頑張っていた人だった。那覇市長になってからの米軍の嫌がらせは本当に腹ただしく、2度も市長不信任案可決となって去るときに、勝ったと亀次郎が記したのはすごい。その通りで、米軍は正面から堂々と市長を退かすことはできずに、亀次郎が去ったことでさらに市民は熱狂した。言葉が魅力的で演説で訴える言葉はとても響き、市民に寄り添う人だった。その後は国会で奮闘している。今でも故翁長知事のように瀬長に続く政治家がおり、戦後の沖縄を支えたひとだと思った。2019/09/01

本好きです

14
少し前に読み終わったが、どう感想を書こうか考えていた。反骨の政治家。自分の体を張り命を削って、強い支配の中で苦しむ市民のために戦い続けた。自分や家族のことは後回し、一貫して、抑圧・搾取・暴力に踏み躙られ続ける市民のために何度も痛めつけられながらも立ち上がり声を上げる人だった。人間として当たり前のささやかな静かで平和な生活をしたいだけである。それさえも蹂躙される。米軍と日本政府によって。今も変わらない日本政府と米軍は沖縄の人権を蹂躙しつづけている。そして基地反対派市民を抑圧に1日2千万もの税金を投入し続ける2018/11/29

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