決戦!賎ヶ岳

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062208253
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

累計18万部突破の「決戦!」シリーズ最新刊。新進気鋭の歴史小説の名手たちが、賤ヶ岳の戦いで功名を上げた「七本槍」の姿を描く!累計18万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は豊臣秀吉の天下を決定づけた、もう一つの天下分け目である「賤ヶ岳の戦い」。そして、描かれるのは「賤ヶ岳の七本槍」として名高い、加藤清正、福島正則、片桐且元ら七人の武将。新進気鋭の若手歴史小説家たちが、若武者たちの戦いと、その後の人生を活写する!

槍よ、愚直なれ 木下昌輝
糟屋助右衛門の武功 簑輪諒
しつこい男 吉川永青
器 土橋章宏
ひとしずく 矢野隆
権平の推理 乾緑郎
孫六の刀 天野純希


天野 純希[アマノ スミキ]
著・文・その他

矢野 隆[ヤノ タカシ]
著・文・その他

吉川 永青[ヨシカワ ナガハル]
著・文・その他

乾 緑郎[イヌイ ロクロウ]
著・文・その他

土橋 章宏[ドバシ アキヒロ]
著・文・その他

木下 昌輝[キノシタ マサキ]
著・文・その他

簑輪 諒[ミノワ リョウ]
著・文・その他

内容説明

天正十一年四月二十日(一五八三年六月十日)。突如、砦を襲う鬼武者に神速の用兵で立ち向かう―。秀吉の天下と七本槍の英雄を生んだ、もう一つの「天下分け目」。七本槍、首獲り競争の顛末を見届けよ!荒ぶる若武者が駆ける、決戦!第7弾!

著者等紹介

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞する。単行本化された同作が第152回直木賞候補となり、2015年、同作で第2回高校生直木賞、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞を受賞。2017年『敵の名は、宮本武蔵』が第30回山本周五郎賞、第157回直木賞、第7回山田風太郎賞候補となる

蓑輪諒[ミノワリョウ]
1987年栃木県生まれ。2014年『うつろ屋軍師』が第19回歴史群像大賞に入賞し、デビュー。2015年、同作が第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞候補となる

吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。2010年「我が糸は誰を操る」(刊行時『戯史三國志我が糸は誰を操る』に改題)で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。2016年『闘鬼斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞受賞

土橋章宏[ドバシアキヒロ]
1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビュー

矢野隆[ヤノタカシ]
1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼ッ!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆している

乾緑郎[イヌイロクロウ]
1971年東京都生まれ。2010年『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞、『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー

天野純希[アマノスミキ]
1979年愛知県生まれ。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

128
決戦!シリーズ今回は賤ヶ岳。賤ヶ岳の闘いは知ってはいた。しかも今回は秀吉軍の話。七本槍も聞いてはいた。が、どうにも七人が浮かばないのだ(汗)浮かばないなりに読む・・土橋さんが描く片桐且元『器』が好み。器とは良く云ったものだ。淀に袖にされるあたり、滑稽さを通り越して哀しくも憐れだったなぁ。やっぱり人間『器』って大事よね。『賤ヶ岳』人たらし・秀吉、ここいらが頂点だったのだなぁって、そんなことを思って読了した。次はどんな決戦!だろう。2017/12/18

hiro

103
決戦!シリーズは外伝も含めて全巻読んでいるので、この賤ケ岳も迷わず図書館に予約した。ただ決戦もスケールが小さくなったと思いながら、本能寺の変以後、信長の後継者を決める決戦には違いないと思って読んだが、この短編7編には、主人公として両軍の総大将の秀吉と勝家は登場せず、秀吉側の賤ヶ岳の七本槍の七人が主人公だった。しかも七人の中で知っていたのは、片桐且元、福島正則、加藤清正の三人だけだったこともあり、賤ヶ岳の七本槍にとってこの戦いが、どのような位置づけの戦いだったのかをこの短編だけで理解して読むのは難しかった。2018/04/08

takaC

76
先に『関ケ原2』の方を読みたかったのだけど諸般の事情でやむを得ず。2017/12/25

なゆ

73
『八本目の槍』で賤ヶ岳七本槍に興味湧いたので、満を持して読むことに。柴田方の豪傑を討ち取った武辺者、秀吉の幕下における選りすぐりの勇士…ということになっているが実は…と面白く読める。書き手がいろいろだと解釈や色付けも様々なのが面白い。拝郷五左衛門なんていろんな殺されかたされてるし(笑)七本槍の謂れもいろいろで。謎が多いということは、いろんなストーリーが生み出される楽しみがある。いやしかし、何度読んでも孫六は誰になるん?とか、助作と助右衛門がごっちゃになったり、まだまだ読むのに苦労しますわ(^_^;)。2020/02/25

さつき

68
賤ヶ岳七本槍を描くアンソロジー。雑誌の特集で作家さん達がどの武将を担当したいかを語り合っていたのが印象的で、ずっと気になってました。加藤清正や福島正則のような有名どころよりも、粕屋武則などのあまり知られていない人の方が、書きたくなるものなのでしょうか⁈『権平の推理』がちょっと気持ち悪い話しで妙に印象に残りました。ほとんどの話しで登場する猛将、拝郷家嘉に興味を持ちました。2018/07/18

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