出版社内容情報
知りたい、私自身の正体を……。休眠工作員として日本に潜伏する北朝鮮エリートと”公安の狂犬”と呼ばれ組織に裏切られた男が激突!母上様、あなたはどうして日本を捨て、北にやってきたのですか――。
報道記者としても活躍する著者が放つ、リアル諜報ミステリ。
東京で、就活中の大学院生として、ごく普通の生活を送る青年・倉本龍哉。
だが、彼の名前や戸籍、経歴は、すべてある国家によって用意され、与えられたものだった。
豊かで平穏な日本での日常と、家族の暮らす祖国のギャップ。エリート工作員としての誇り。周囲には決して悟られぬよう、日本社会に「浸透」(チムツ)する緊張……。
だが母親から、「日本でしてほしい」と頼まれた、ある願いが龍哉の運命を変えていく。
一方、「公安警察の狂犬」として外国スパイに恐れられながら、日本の上層部に巣食う潜入者=モグラの影に切り込み、警察組織を追われた外事二課のエース・筒見慶太郎は、指令を受けて訪れたバングラデシュ・ダッカのスラムで罠にかかり、殺人の嫌疑をかけられる。
交錯する筒見と龍哉の運命。日本と北朝鮮、対立する国家の狭間で引き裂かれた人々の思い。激闘の果てに、ふたりが辿り着いた驚愕の真実とは。
「目を醒ませ。本当のお前は、誰なのか――」
竹内 明[タケウチ メイ]
著・文・その他
内容説明
学生?教師?ヤクザ?カメラマン?警察官?…日本社会に“浸透”した北の工作員が動き出した―。切り札は、北のエリート工作員の“血”の秘密―。警察組織に裏切られた外事二課の元エース。追い詰められた公安警察・最後の狂犬。
著者等紹介
竹内明[タケウチメイ]
1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。慶應義塾大学法学部卒業後、1991年にTBS入社。社会部、ニューヨーク特派員、政治部などを経て、報道記者として国際諜報戦や外交問題に関する取材を続けている。2017年3月までニュース番組「Nスタ」のキャスターも務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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