叢書東アジアの近現代史<br> 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか

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叢書東アジアの近現代史
日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062207928
  • NDC分類 210.18
  • Cコード C0020

出版社内容情報

「竹島問題」の本質は何か。「鎖国」の時代の日朝関係史とは。日本人の朝鮮観の形成を歴史から解き明かす。近代における日本と朝鮮半島は、日本の植民地化、そして敗戦、朝鮮戦争と続く歴史のうちに、複雑な関係を形成してきました。
それについては、『朝鮮半島のナショナリズム』と題して、本叢書第4巻で、詳述します。
本巻は、それでは、近世から近代にかけて、日朝の関係はどうだったのか。そして、日本人は、どのように朝鮮観を形成していったのか。
始まりは、ここでも、豊臣秀吉の朝鮮出兵に求められます。
そして、『鎖国」下で、日朝はどのように交流していたのか。

朝鮮通信使の往来は有名ですが、船舶の漂流による漂流民の扱いをめぐっても、交流していました。

そのような歴史の中で、「竹島」の問題が浮上します。「竹島」は、歴史から明らかになることが極めて多いのです。

また、近代日本の朝鮮人蔑視という問題もあります。
近世、近代を通して、日朝関係史だからこそ、明確に理解できる問題の本質を明らかにしていきます。

大君の外交/「武威」の国/元禄竹島一件/漂流と送還/出身地を詐称する漂流民/十九世紀の鬱陵島海域/竹島の日本領編入/韓国皇太子の鳥取訪問前後 他


池内 敏[イケウチ サトシ]
著・文・その他

内容説明

竹島問題、漂流民、朝鮮通信使、そして近代の日朝関係…歴史学が明らかにする問題の核心!

目次

大君の外交
「武威」の国
元禄竹島一件
漂流と送還
出身地を詐称する漂流民
ひとの交流
絵画とモノ
史実と脚色
一九世紀の鬱陵島
竹島の日本領編入
韓国皇太子の鳥取訪問前後
「鮮人」考
細井肇の和訳した『海游録』
「鎖国」と朝鮮観

著者等紹介

池内敏[イケウチサトシ]
1958年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。現在、名古屋大学教授。専攻は、日本近世史、近世日朝関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

8
詳細な話が続いてやや本筋が見えにくいが、両国が竹島と鬱陵島をどう見たか、通信使刺殺事件、三韓征伐と中華思想、漂流者返還ネットワークなど面白い話が多い。2019/11/21

さとうしん

8
「日本人の朝鮮観」に関わる話をオムニバス形式でまとめる。著者の専門を反映して近世の話が多い。個々の話は面白いけれど、全体としては何だかボヤけた印象になるかなと。「鮮人」の呼称をめぐる変遷、特に蔑称として機械的に取り扱われるべきではないという主張は、「社会的に蔑称として機能し続けたことを軽視するものではない」という著者の断りがついているが、現状ではその断り書き込みでも不安が拭えないように思う。2018/12/02

hosikita

3
表題にもあるように、日本人の朝鮮観に関する論文集(近世史が中心)。こう聞くと、まさにそれを題目として書かれた旗田巍氏の著作が、「鮮人」に代表される差別語については梶村秀樹氏の研究が思い浮かぶが、これを読むと自分の認識が幾分か古いことに気づかされる。ところで「はしがき」では、荒唐無稽な歴史解釈が跋扈する現状を次のように批判している。「そこには専門的な史料読解の訓練など受けなくても誰でも容易に史料読解と解釈ができるとする思い込みがあり、そうした専門性の軽視は人文系の学問に対する軽視と軌を一にしている」。至言。2019/10/31

templecity

0
明治の小説、江戸の記録を見ても、朝鮮人は衛生観念が無いような記載がある。鮮人という言い方が差別化というと、大阪大学は阪大といっていうのでそういう意図ではない。漂流者が尋問の際に出身地を偽ったのは、済州島出身者が日本人を殺害したという思いがあって、出身地がばれると殺されるからという理由があったようだ。 2018/02/11

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