出版社内容情報
参院選が迫るある日、日本人女性がトルコで人質になった。選挙圧勝を掲げる辣腕の官房長官・安井聡美は「うまくやる」つもりだったが和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。
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自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊!
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この冷たい国に、温かい涙は流れるか?
参院選が迫るある日、日本人女性がトルコでIHOの人質になった。解放のため多額の身代金を要求された官邸と外務省は、しかしさほど慌てなかった。「人命は地球より重い」なんて昔の話。日本はアメリカの方針(=テロリストに何も与えない)に、従うまでだ。
さあ、「自己責任」の世論を盛り上げて。公安に彼女の身内を探らせれば、ホコリぐらい出るでしょう――解決の算段をつけ、選挙での圧勝を目論む冷徹な官房長官・安井聡美だったが、およそく予測できない展開が待ち受けていた!
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複雑な社会に、複雑な希望を。
いまイチバン映画化したい、注目の小説!
第一章 人質
第二章 二人目
第三章 転進
第四章 混乱
第五章 噴出
第六章 戦場
第七章 桜の木の下で
荒木 源[アラキ ゲン]
著・文・その他
内容説明
参院選が迫るある日、日本人女性がトルコでIHOの人質になった。解放のため多額の身代金を要求された官邸と外務省は、しかしさほど慌てなかった。「人命は地球より重い」なんて昔の話。日本はアメリカの方針(“テロリストに何も与えない”)に従うまでだ。さあ、「自己責任」の世論を盛り上げて。公安に彼女の身辺を探らせれば、ホコリぐらい出るでしょう―解決の算段を付け、選挙での圧勝を目論む冷徹な官房長官・安井聡美だったが、およそ予測できない展開が待ち受けていた!
著者等紹介
荒木源[アラキゲン]
1964年京都府生まれ。東京大学文学部卒業後、朝日新聞社会部記者を経て、2003年『骨ん中』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫 綺
サム・ミイラ
takaC
ユザキ部長