人質オペラ

個数:
電子版価格
¥1,617
  • 電書あり

人質オペラ

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062205474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

参院選が迫るある日、日本人女性がトルコで人質になった。選挙圧勝を掲げる辣腕の官房長官・安井聡美は「うまくやる」つもりだったが和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。
-------------------------------------------------------
自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊!
-------------------------------------------------------

この冷たい国に、温かい涙は流れるか?

 参院選が迫るある日、日本人女性がトルコでIHOの人質になった。解放のため多額の身代金を要求された官邸と外務省は、しかしさほど慌てなかった。「人命は地球より重い」なんて昔の話。日本はアメリカの方針(=テロリストに何も与えない)に、従うまでだ。
 さあ、「自己責任」の世論を盛り上げて。公安に彼女の身内を探らせれば、ホコリぐらい出るでしょう――解決の算段をつけ、選挙での圧勝を目論む冷徹な官房長官・安井聡美だったが、およそく予測できない展開が待ち受けていた!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
複雑な社会に、複雑な希望を。
いまイチバン映画化したい、注目の小説!

第一章 人質
第二章 二人目
第三章 転進
第四章 混乱
第五章 噴出
第六章 戦場
第七章 桜の木の下で


荒木 源[アラキ ゲン]
著・文・その他

内容説明

参院選が迫るある日、日本人女性がトルコでIHOの人質になった。解放のため多額の身代金を要求された官邸と外務省は、しかしさほど慌てなかった。「人命は地球より重い」なんて昔の話。日本はアメリカの方針(“テロリストに何も与えない”)に従うまでだ。さあ、「自己責任」の世論を盛り上げて。公安に彼女の身辺を探らせれば、ホコリぐらい出るでしょう―解決の算段を付け、選挙での圧勝を目論む冷徹な官房長官・安井聡美だったが、およそ予測できない展開が待ち受けていた!

著者等紹介

荒木源[アラキゲン]
1964年京都府生まれ。東京大学文学部卒業後、朝日新聞社会部記者を経て、2003年『骨ん中』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

135
「人は説得されるんじゃなく利害を調整をするだけ」国家にも当てはまると言える。ガンサイトにはバラバラになる直前の顔も捉えていた筈なのだ。理不尽な理屈と言えるが、これもまた安静な時を守るものでもあると思う。ただ日本的平和呆けした感覚というのは読んでいて凄く感じる所で、こうなったのは米の思惑か日本の政治家が腰砕けな為なのか。とはいえ気を遣い過ぎてやり難いんだろうな。ともあれ人が自分の信念に従って生きられると言うのは希有な事だと思う。例え消え様の無い思いをしたとしてもだ。(続く2017/06/10

紫 綺

125
荒木作品なので、コミカルなのかと…。ISのような国際的テロリストに、日本人が人質になった場合、日本政府はどういう対応になるのか?日本国民の世論はどう反応するのか?人命の重さはどう判断されるべきなのか?様々なことを考えさせられる観劇だった。ブラヴォー、とは言えないけれど…。2017/08/16

サム・ミイラ

102
まさに今の国際情勢を反映した小説。イスラム過激派組織IHO~恐らくはIS国の事だと思われるが~に誘拐された日本人女性の身代金要求に対しての日本政府のドタバタの顛末を、時に真摯に時に滑稽に描く極めてリアルな群像劇。胃が痛くなりそうな緊迫感のなかに思わず噴き出してしまう部分も多々ありこれは予想を上回る面白さだ。内閣官房長官の安井聡美とどこか植木等を連想させる公安課刑事の深田央。この接点のない二人を軸に物語は進む。作者は元新聞記者らしく新聞記事の如き文章が客観的なリアリティを与える掘り出し物の政治小説である。2017/12/07

takaC

83
過去に表紙の絵を見て読むのをやめた経緯があるが気を取り直して読んでみた。モチーフもさることながら小説的にもいまいちパッとしないなと感じた。そんなわけで1/3日遅れで登録。2018/11/05

ユザキ部長

78
勘違い!荒木さんの他の本や表紙からパロディかと思ってた。「いかなる状況であれ、国民の生命、安全を守るのが政府の努め」よく言ったもんだ安井官房長官。よく告白したな。恐ろし。2020/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11809721
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。