出版社内容情報
「美女と野獣」ベルが残した読書日記。ベルが名言を引用し感想をつづったこの本で、映画の世界を楽しみながら知的冒険へ旅立とう!2017年最高の話題作、実写映画「美女と野獣」。
主人公ベルは、読書好きで知的好奇心あふれる女の子。そのベルが”当時読書日記をつけていた”としたら――?
古今東西の名著の一節をベル自身がワンポイントで引用しながら感想をつづったノーブルな一冊です。
閉ざされたお城の中でも心豊かな冒険をしていたベルは、何を読んでいたの?
野獣と心を通わせるとき、どんな本を支えにしたの?
前向きで芯の強いベルの心を作った珠玉の名句は――?
名言にハッとさせられたり、ベルの感想にうなずいたりしながらしっかりと「美女と野獣」の世界を味わえる本です。
ブリタニー・ルビアーノ[ブリタニー ルビアーノ]
ジェナ・フエルタ[ジェナ フエルタ]
稲村 広香[イナムラ ヒロカ]
駒田 文子[コマダ フミコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきち
51
美女と野獣、ライオンキングなどの脚本を手がけた作者が、美女と野獣のベルをなぜ読書好きにしたのかということを書いた前書きとベルなら読んだであろう名作たちの名セリフに感想を述べていく読書日記が書かれた本作品。名作の名シーン、名セリフをもっと知りたいと思う内容でした。「本は、私たちをどんな船よりもさまざまな異国へ運んでくれる素晴らしい乗り物」(ターシャ・テューダの言葉を引用)だと思える作品ばかりが載っています。シェイクスピアや童話作家のペロー、イソップなどなど一度は読んでみたいなぁと思えるものばかりでした。2018/03/30
はな
45
美女と野獣は大好きな映画です。ベルの好きな本が読書日記という形で体験できるなんてとっても嬉しい1冊。日記形式なので心に残ったフレーズだったり感想が読めるので一緒に読んだような感覚も楽しめ、お得な感じの1冊でした。映画しか美女と野獣は知らないので、原作を読んでみようと思いました。2017/05/13
ネコタ
25
紹介いただいた本。美女と野獣の主人公ベルがどんな本を読んで、その中の印象的なフレーズ、それについてのベルの感想がかかれている。シェイクスピアから始まり、イソップやセルバンテスのドンキホーテなどなど現在でも読み継がれている本がたくさん。どうしてこの本が選ばれたかも解説が最後についてる。ベルはロミオとジュリエットが好き。ベルを本の虫に設定したのは脚本家のリンダ・ウールヴァートン。もちろん自分自身が本好きだから。2017/05/19
よみ
6
映画最高でした。エマ様超可愛かった…。 「I had rather die in the adventure of noble achievements, than live in obscure and sluggish security. つまらない暮らしを安穏と生きるよりは、崇高な冒険のさなかで死ぬほうを選びましょう」光り輝く世界 「…here in this world he changed his life. ここ、この世界で、王は自らの人生を変えたのだ」アーサー王の死2017/08/04
Lize
4
読み始めて一時間前後で読了。ベルが読んだ本の感想を印象に残ったフレーズと共に書き綴った日記、といった文句通りなので1ページずつの文章量は少ないのであっさり読み終わります。感想と言うより解説っぽいなと思ってしまった私。取り上げられていた本で読んだことがあるのがロミオとジュリエット、真夏の夜の夢くらいだったので、他の本も読んでみたいなと思いました。私も印象に残ったフレーズを何かにまとめたりするのも楽しそうだしやってみたい気もします。2017/04/20