出版社内容情報
葛飾北斎と娘のお栄、弟子入り志願の三九郎、美人画絵師の英泉。超人気絵師の有り様と、その周りの人間模様を描いた長編歴史小説!信州小布施の豪商、高井家の惣領息子・三九郎は、かの有名な絵師の葛飾北斎に会うために江戸へやって来た。浅草の住まいを訪ねてみると、応対してくれたのは娘のお栄。弟子入りを志願するもまともには取り合ってもらえず、当の北斎はどこかへ出かける始末。美人画で有名な絵師の渓斎英泉こと善次郎にはかまってもらえるが、火事見物につき合わされたり、枕絵のモデルをやらされたりで、弟子入りの話はうやむやのまま。そんな折、北斎の放蕩な孫・重太郎が奥州から江戸に戻ってきたことが伝わる。同じころ、北斎の枕絵や鍾馗の画の贋作が出回る事件が出来し、重太郎に疑いの目が向けられるが……。
梶 よう子[カジ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
天才すぎて傍迷惑。葛飾北斎。その巨星をめざして、取り巻く絵師たちは枕絵と向き合い、もがき瞬いていた―浮世絵の終焉を描いた『ヨイ豊』に次ぐ絵画歴史小説。
著者等紹介
梶よう子[カジヨウコ]
東京都生まれ。フリーランスライターのかたわら小説執筆を開始し、’05年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。’08年「一朝の夢」で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビューを果たす。’15年、幕末に浮世絵を守り抜こうとした絵師たちの姿を描いた『ヨイ豊』で第154回直木賞候補になり、歴史小説家として注目された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ナイスネイチャ
starbro
いつでも母さん
nico🐬波待ち中
Shinji Hyodo