出版社内容情報
雑誌掲載時のカラー原稿を完全再現。全巻合計120ページのカラーで魅する源氏絵巻。大きなA5サイズで堪能する“大和源氏”完全版薫(かおる)に愛されながら匂(におう)の宮(みや)を慕ってしまう。彼は姉の夫なのに。薫と匂の宮を虜(とりこ)にした宇治(うじ)の姉妹には、もうひとりの妹・浮舟(うきふね)がいた。亡き恋人の代わりとして薫に愛される浮舟だったが、一度だけ会った匂の宮との、情熱的なひと時に心をかき乱されていた。彼女の心が激しく揺れる……。“大和源氏”完全版、完結巻!
読むだけで、源氏物語がよくわかる。ハードカバー愛蔵仕様。
大和 和紀[ヤマト ワキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
50
光源氏一人がいろいろな女性を渡り歩くのに比べて、こちらは薫と匂宮が浮舟を取り合うという構図、さすが紫式部。しかし、浮舟の小物感、二人が争うほどの魅力は感じられない。匂宮が「なぜ死んだのだ!」と嘆いても「あなたのせいでしょ」と突っ込みたくなる。私は大和和紀さんの『あさきゆめみし』をこの年で初めて読んだが、源氏物語の理解も深まるし、入門編としてもすばらしい。2019/10/20
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
24
完全版の「あさきゆめみし」もついに完結。第1~8巻が光源氏の物語で、第9巻と10巻はその次の世代の匂の宮と薫が主人公になっている。宇治十帖や浮舟などの名前は昔暗記したものなのか知っていたけれど、ストーリーは初めて読んだ気がする。紫式部はなぜこの次世代のストーリーを書いたのだろう。楽しく読めるものの、光源氏のストーリーと比べるとインパクトに欠ける気がした。しかし、全体を通してみると、1000年以上読み継がれるのも納得の読み応えだった。完全版は、判型が大きく、美しいカラーページも豊富で昔読んだ人にもおすすめ。2024/12/08
panashe
21
其の四十八〜五十三完結。光源氏の時代に比べると少し物足りなさが。匂の宮も薫も光源氏ほどのオーラがないようだ。この物語の最後の登場となった浮舟のモヤモヤな気持ち同様物語もあれ〜っという感じで終わってしまった。あっちこっちに手を出す光源氏だったが、女性を虜にする魔力はピカイチだったのだろうね。大河ドラマのお陰でこの歳になって「源氏物語」に触れられた事嬉しい限り。大河も今後が気になる。2024/06/11
bakumugi
10
同時並行で、西加奈子のアイを読んでいたこともあり、薫が自分のルーツに悩む姿も浅く感じるし、何度か読んでいるが、浮舟が入水を選択するメロドラマ的な話の流れも、簡単過ぎて違和感を感じざるを得ない。それが若さと世間知らずなためとは言えど。でも漫画などでも途中思わず人気が出すぎて、終わらせたくても続けざるを得ず、尻切れとんぼ的に終わる、、みたいに、こうした結末で描くしかなかったのかも。いずれにしても、古典への興味の一歩になる漫画作品として王道の域にあると思う。大和和紀さん、ここまで描き切るのは凄い。2021/04/19
もだんたいむす
8
クソ男のオンパレード。もうクソ男しか出てこなくて、女はそのクソ男どもに人生を振り回されるだけ。全巻読み終えたが、クソ男どもの所業に対する怒りしか湧かない。2022/01/09




