コンテクスト・オブ・ザ・デッド

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  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062203340
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

羽田圭介×ゾンビ! この世界で生き残れるのは誰なのか!? 芥川賞受賞で話題を攫った著者が放つゾンビ・サバイバル問題作「あなた、まだ、自分が生きていると思っているんですか?」

編集者の須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃する。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め……。

デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家の桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカーの新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生の青崎希。

この世界で生き残れるのは誰なのか!? 芥川賞受賞で話題を攫った羽田圭介が現代日本を撃つゾンビ・サバイバル問題作!

羽田 圭介[ハダ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

編集者の須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃する。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め…。デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家の桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカーの新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生の青崎希。この世界で生き残れるのは誰なのか!?

著者等紹介

羽田圭介[ハダケイスケ]
1985年、東京都生まれ。明治大学卒業。2003年、「黒冷水」で第四〇回文藝賞を受賞してデビュー。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で第一五三回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

205
羽田圭介、芥川賞受賞作に続いて2作目です。表紙、プロローグから期待して読んだんですが、純文学ともエンタティメントともどっちつかずの内容となっています。ゾンビとは、売れずに生きる屍となった数多の作家や挫折した作家志望者達のメタファでしょうか?作家K(圭介)は著者だと思いますが、数年後に著書が書店から消えないことを願っています(笑)2016/12/14

ナイスネイチャ

190
図書館本。ゾンビブームにあやかって現代社会を皮肉ってました。死んでる様に生きてるゾンビになぞえて作家K(羽田さん本人?)など小説家で食べていけない現状も発信してました。ただ終盤になるにつれ話が理解しにくくなってきた感。(私の読解力がないのが要因ですが)2017/01/21

優希

125
面白かったです。日本人に対する皮肉をゾンビという存在で描き出しているような気がしました。世間に流されて生きることを良しとするあり方は、生きているようで死んでいるようでもある。そこにゾンビを投げかけることで警鐘を鳴らしているのでしょう。生きることは考えることであり、考えることをやめてしまえば、人は誰でもゾンビのような存在になってしまうように感じました。今批判したい全てが詰め込まれている作品。エンタメ傾向が見られるので、直木賞作家が書いたように錯覚してしまいますが、芥川賞受賞後の第1作なんですよね。2016/11/30

りょうこ

87
ジャケ買いしちゃいました!羽田さんの作品は4冊目かな?ページ数の割には場面展開が多いので次々と読めて後半は一気読み。ゾンビに噛まれるとどうなるか?は確かに...自分も知っていた!なのかもしれない。全体的には今の出版界を羽田さん風に皮肉ってるようなテイストですね。頑張れ出版界!そして面白い本をたくさん読ませてください(笑)2017/04/09

テクパパザンビア

86
面白かった。昔はゾンビ物の映画もあまり好きやなかったけどこの頃は面白味がわかってきた。自分がだんだんゾンビみたいになって来たからかなぁ〜。2017/04/23

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