きっと幸せの朝がくる―幸福とは負けないこと

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きっと幸せの朝がくる―幸福とは負けないこと

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062202480
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK連続テレビ小説「あさが来た」の原案者・古川智映子さん84歳が、自身の波瀾の人生をとおして伝える幸せのための究極の秘訣NHK連続テレビ小説「あさが来た」の原案者・古川智映子さん84歳が、自身の波瀾の人生をとおして掴んだ幸せの秘訣を初めて伝えます。
それは究極「負けない心」を持つこと。人生、良いことが不思議、悪いことが当たり前です。何があっても「負けない心」が幸福に向かっていける原動力となるのです。
高視聴率を記録した「あさが来た」。「前向きになれる」「真っ直ぐな生き方にひかれる」などと視聴者の心をつかんで離さず、あさロス現象まで引き起こしました。原案に込められた古川さんのメッセージは、朝ドラにも引き継がれていたのです。
人としてどう生きれば幸せか。主人公の広岡浅子は何度も挫折し七転び八起きどころか九転び十起きを味わいます。しかし、いつしかそれを笑い飛ばせるくらいの浅子になりました。
古川さん自身も九転び十起きを経験しています。心を引き裂かれるような離別、借金、病、教師をしながら目指した小説家への険しい道。
生き方のお手本を探して出会ったのが浅子でした。原作で、浅子に五代友厚が励ましの言葉を送ります。「勝たなあかんで。負けの人生はみじめや。負けたらあかん、他人やない自分にや」と(『小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯』より)。
本作は、日々いいときも悪いときも心豊かに生きる智恵を、さまざまなエピソードから教えてくれる人生の教科書と言っていい一冊です。

はじめに
プロローグ 人生の敗北者になった日
第一章 身につけたいもの捨てたいもの
立ち直りたいともがいた先に「九転十起」のあさがいた
どん底を味わったら、幸福に対して積極的になれた
藤沢周平先生に教わった「捨てて蘇る人生」
強運とは負けない人生の中で身につくもの
苦労が逆に心の垢になってしまう人もいる
第二章 人柄が福を引き寄せる
人柄のよさはその人にとって最高の宝
他人を励ます人に私はオーラを感じる
していいこと悪いことのものさしを持っていたい
違いは、相手の悩みをわかる人かわからない人か
自分を飾らない。そのほうがずっと好感をもたれる
第三章 「生きる」を生きる
旅に出ましょう。架空の旅でもいい
やっぱりひとりがいちばん、だから孤独じゃない
人生、よいことが不思議、悪いことが当たり前
難病の航さんは「生きる」を生きている
八〇代は覚悟が決まる、日々元気でいたくなる
第四章 結構楽しく暮らすために
夢と勇気とサム・マネー
三井家の土台を築いた女性の才覚
今はゼロでも先を見据えて動けばいいことが起きる
衣服は品格のあるなしを重視する
食を楽しむ秘訣は器と外食というアクセント
民芸風の家が私に住まう楽しさを教えてくれた
第五章 いちばん苦しんだ人がいちばん幸せに
イライラ、ザワザワなんていう、心の無駄が排せる生き方
荒川静香さんに潮時を知る賢明さを教えられ
私の結論は、諦めなければ必ず朝がくるということ
悩みに振り回されなくなると、運はついてくる
エピローグ 何にも負けない心
おわりに


古川 智映子[フルカワ チエコ]
著・文・その他

内容説明

NHK連続テレビ小説「あさが来た」原案者、84歳の答え。

目次

プロローグ 人生の敗北者になった日
第1章 身につけたいもの捨てたいもの
第2章 人柄が福を引き寄せる
第3章 「生きる」を生きる
第4章 結構楽しく暮らすために
第5章 いちばん苦しんだ人がいちばん幸せに
エピローグ 何にも負けない心

著者等紹介

古川智映子[フルカワチエコ]
1932年、青森県弘前市に生まれる。東京女子大学文学部日本文学科を卒業し、国立国語研究所で『国語年鑑』の編集に従事。その後東京都内の私立高校の教諭などを経て、執筆活動に入る。日本文芸家協会会員。ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞。潮出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yamazon2030

51
2016(49)読了NHK朝の連ドラ「あさが来た」の原案本の作者、古川さんのエッセイ。古川さんの離婚・病気などを乗り越えながら、小説を書き続けた半生が描かれている。こういう本は、著者の思いが強く出て、押し売りしてしまいがちだが、古川さんのおばあちゃんが語りかけるような優しいタッチで綴られており、言葉がすーとしみてくる。◎作家になれる条件は、根(根気)・鈍(愚直)・運◎強運とは負けない人生の中で身につくもの◎人生はよいことが不思議、悪いことが当たり前◎悩みに振り回されなくなると運はついてくる2016/10/21

aika

45
久しぶりの再読です。どのような人生の不幸も、負けないと決意した人の意志の強さを挫くことはできないのだと思いました。何不自由ないお嬢さんだった人が、不幸な結婚により一時は人生の敗北者となってしまった半生を、惜しみなく綴っている文章に、ありのままの飾らない生き方が滲み出ています。野草を食べてしのぐほどの生活苦や大変な病気など、幾多の人生の艱難を全て乗り越え、NHK朝ドラの大ヒット作『あさが来た』の原案が生まれた勝利劇に、今自分がこの瞬間から努力する勇気をもらえます。きっと幸せの朝がくる、大好きなタイトルです。2018/09/28

aika

37
どんなに苦労があっても、生きて生きて、生き抜くこと。苦しみの極みにこそ、幸せがある。NHKの朝ドラ「あさがきた」で一躍脚光を浴びた古川さん。世間知らずなお嬢さんの、あまりにも壮絶な、苦渋に満ちた結婚生活は、息を呑むほどに絶句しました。愛した夫との哀しい離別、そして数々の大病を経て、どんな困難も悠々と乗り越えていける心の強い人になられた。大変な苦悩があったからこそ、人々の心に訴えかける素敵な作品を紡がれた。80歳を超えて大輪の花を咲かせた古川さんのエールに、自分の人生を精一杯生きていこうと思いました。2016/10/29

どら母 学校図書館を考える

14
「あさが来た」懐かしい朝ドラの原案「土佐堀川」を書いた作家古川智映子さんのエッセイ。強烈な人生。2023/09/12

Humbaba

7
例えうまくいく保証がなかったとしても、自分がやりたいと感じたものであればあきらめずにそれを続ける。どれほどっ努力しても必ず芽が出るわけではないが、成功するためには愚直にやり津末kることが必要である。やりたいと感じられないことはそうやって続けることは不可能だが、自分が本当にやりたいと感じることであれば成果によらずやり続けることが可能となる。2016/10/25

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