ジニのパズル

個数:

ジニのパズル

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 03時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062201520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命。全選考委員の絶賛により第59回群像新人文学賞を受賞、若き才能の圧倒的デビュー作!★第33回織田作之助賞受賞!★

オレゴン州の高校を退学になりかけている女の子・ジニ。ホームステイ先でステファニーと出会ったことで、ジニは5年前の東京での出来事を告白し始める。

ジニは日本の小学校に通った後、中学から朝鮮学校に通うことになった。学校で一人だけ朝鮮語ができず、なかなか居場所が見つけられない。特に納得がいかないのは、教室で自分たちを見下ろす金親子の肖像画だ。

1998年の夏休み最後の日、テポドンが発射された。翌日、チマ・チョゴリ姿で町を歩いていたジニは、警察を名乗る男たちに取り囲まれ……。

二つの言語の間で必死に生き抜いた少女が、たった一人で起こした“革命”の物語。全選考委員の絶賛により第59回群像新人文学賞を受賞した、若き才能の圧倒的デビュー作!

崔 実[チェ シル]
著・文・その他

内容説明

オレゴン州の高校を退学になりかけている女の子・ジニ。ホームステイ先でステファニーと出会ったことで、ジニは5年前の東京での出来事を告白し始める。ジニは日本の小学校に通った後、中学から朝鮮学校に通うことになった。学校で一人だけ朝鮮語ができず、なかなか居場所が見つけられない。特に納得がいかないのは、教室で自分たちを見下ろす金親子の肖像画だ。1998年の夏休み最後の日、テポドンが発射された。翌日、チマ・チョゴリ姿で町を歩いていたジニは、警察を名乗る男たちに取り囲まれ…。二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命。21世紀を代表する青春文学の誕生!第59回群像新人文学賞受賞作。

著者等紹介

崔実[チェシル]
1985年生まれ。2016年、『ジニのパズル』で第五十九回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

513
本書は群像新人文学賞を受賞しているのだが、まさにそれに相応しい瑞々しさを湛えた小説だ。崔実の作家名からもわかるように、彼女は在日韓国人作家であり、そのアイデンティティの在処が主題となっている。物語は最初はオレゴンで始まるのだが、そこにいる限りでは在日が他からも、そして彼女自身からも(もちろん内在化してはいるのだが)問われることはない。それが何度も変奏されながら問われるのは、日本にいた小学生時代、そして朝鮮高級学校に在籍していた中学生時代だ。彼女の「たった1人の革命」には多分に無理を感じるが、それはそれで⇒2019/11/26

starbro

300
第155回芥川賞にノミネートされたので興味を持ち読みました。本作がデビュー作なので、当然ながら崔実、初読です。芥川賞受賞作「コンビニ人間」と対局にある作品なんだと思います。アナーキー・イン・ザNK(North Korea)といった感じでしょうか?文体に才能を物語にパワーがありますが、本作は、半分私小説のような気がするので、次作がどのような内容になるのか楽しみです。2016/09/12

ナイスネイチャ

206
図書館本。在日韓国人の苦悩、葛藤を描いてました。朝鮮学校に金親子(今は3代並んでいるのか?)の肖像があるのには驚き。表題にパズルとなっていたので少々アメリカに飛んだりして最後に文章がつながるのかなと思ったが、いまいち繋がりが明確ではなく残念。ただ圧倒的なパワーを感じられた作品でした。2016/09/25

いつでも母さん

196
『そんな訳なかろう』ーそうさ、戦争が終わった訳じゃ無い。平和が再び訪れた訳じゃない。ー金一家の肖像画は間違いなくそう言っているよーだが、彼女に、ジニになんの罪があるだろう・・ただ、ここには深くて暗い河があるのだ。ジニよ、ジニ。お前だけが頑張らなくてもいいのだよ。ただ生きているだけでいい。そう言ってあげたいな・・2016/11/25

🅼🆈½ ユニス™

172
群像新人文学賞、織田作之助賞、芸術選奨・文部科学大臣新人賞受賞作品🏆。選択の余地もなく生まれて見れば朝鮮籍。ただそれだけで不当な扱いを受ける。不当な扱いを受ける人は他にも色々といるはずだが、やられた事のない人には決して理解出来ない怖い現実に向かってジニは必死で闘おうとした。小さい叫びのこだまは活字として私にも響いて来る。もしかしたら、私は誰かに不当な石を投げているのではないか振り返る、考えさせる小説だった。漸く北朝鮮政権も崩壊を恐れつつ、どうか平和な世界🕊になりますよう❕2018/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11037080
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。