全能兵器AiCO

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062200981
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

国産ステルス戦闘機開発の先にある究極の空中戦。尖閣諸島上空で東アジアの覇権をめぐる謀略が渦を巻く。緊迫の国際航空サスペンス!航空自衛隊のベテランパイロット郷谷良平は、日本初の国産ステルス戦闘機誕生を目指して開発されている先端技術実証機ATD-X(通称・心神)にからむあるプロジェクトに参加するため岐阜基地内の飛行開発実験団に呼ばれる。だが、そこからさらに連れて行かれた研究室で告げられた研究対象は「ステルスハンター」、ステルス機を狩る戦闘機であった。
時を同じくして、尖閣諸島付近で日本の民間機と中国の偵察機がそれぞれ原因不明の墜落事故を起こす。緊迫する東アジアの空で何があったのか──。
航空サスペンスで一世を風靡してきた著者だからこそ書ける、新時代の国際航空インテリジェンス小説。

序章 戦争が始まる
第一章 未来戦闘機
第二章 ある実験
第三章 覚醒
第四章 硫黄島
第五章 那覇へ
第六章 AiCO
終章 全能兵器


鳴海 章[ナルミ ショウ]
著・文・その他

内容説明

尖閣諸島付近で日本の民間機と中国の偵察機が原因不明の墜落事故を起こした。その裏には、各国がしのぎを削る国産ステルス戦闘機開発プロジェクトの影が―。AI時代の国際インテリジェンス小説登場!

著者等紹介

鳴海章[ナルミショウ]
1958年北海道生まれ。日本大学法学部卒業後、PR会社勤務を経て、’91年に『ナイト・ダンサー』で第37回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちょき

42
戦闘機乗りと戦闘機。戦争そのものの是非はともかくとして、やはりかっこいい。作者は軍事事情に精通しているのか極東アジアの軍事バランスや戦闘機のメカニズムなどその筋の解説本と言ってもおかしくない程詳しい記述が見られる。メカとかロボットとか好きな人には特に面白いかもしれない。自己進化型人工知能による無人兵器の脅威が本小説のテーマだが、無人兵器開発は各機関で進んでおり、実はそんなに遠い話でもないかも。217p将棋ソフトの人工知能の話の中で「定石」という言葉があるがそれは囲碁用語。この場合は「定跡」が正しい。2016/07/09

すずきさん

12
テストパイロットインジャパンを執筆した著者だけに、飛実団や航空隊、ドッグファイト等の描写はリアル。2016/07/01

キリン

9
人工知能(アイコ)操縦の戦闘機VS戦闘機パイロット。そしてステルス機の登場。どんなバトルが繰り広げられるのか?期待してる間に終わっちゃったような・・・。チャンプVSアイコ、もっと楽しめると思ったのにな~。2016/10/03

鳥義賊

6
ある意味期待を裏切らない内容。「人口知能VSベテランパイロットの空中戦は、間一髪で人間の勝利!!」って、もう最初から予測できちゃいますよね。国家の兵器開発スタッフなら思想調査ぐらいするでしょうし「戦争は始めるより終わらせるほうが難しい」んだから、中国に断固対処するなら落とし所も考えておいて欲しいものです。続編があるような伏線も張ってましたけど、ネットワーク上に自我を持つ自律進化プログラムが潜むというなら、最後に「ネットは広大だわ」ぐらいのセリフが欲しいものです(笑)2016/08/23

kamakatsu

4
人工知能の話は荒唐無稽なものになりがちだと個人的には考えている。戦略性ということで将棋との関連を持たせているが、正直強引な感じです。最後には人間が勝利するという読者にはホッとできる結末だ。エンターテイメント小説で映画化できそうなお話し。とりあえず一気に読める。2016/12/08

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