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出版社内容情報
古くから日本人に愛されてきた妖怪。絵巻などに描かれた妖怪の中から、ゆるくてかわいい絵だけを厳選。妖怪がもっと好きになる1冊。古くから日本人に愛されてきた妖怪。絵巻などに描かれた妖怪の中から、ゆるくてかわいい絵だけを厳選。妖怪がもっと好きになる1冊。
安村 敏信[ヤスムラ トシノブ]
著・文・その他
内容説明
もの系、むし系、ふしぎ系…妖怪タイプ別カタログ。
目次
「もの系」妖怪
「むし系」妖怪
「おに系」妖怪
「いきもの系」妖怪
「ひと系」妖怪
「ふしぎ系」妖怪
著者等紹介
安村敏信[ヤスムラトシノブ]
1953年、富山県生まれ。1979年より板橋区立美術館に学芸員として勤務し、2005~13年同館館長。江戸時代絵画の研究と作品の発掘に携わるとともに、ユニークな展覧会を多数企画。現在、萬美術屋として美術の魅力をよりいっそう広めるために幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
93
★★★☆ほんとに『ゆるかわ』で(笑)なんともニヤニヤさせられた1冊。水木しげる妖怪のルーツと言うか、直系を感じる。妖(あやかし)は愛すべきキャラとして、日常に存在してたのねぇ。2016/08/27
yomineko@ヴィタリにゃん
60
読み友様からのご紹介本です📚ゆるかわと言いつつ結構シュールで怖い。いや、真面目に怖い。額に入れて飾れないレベルw誰も飾らないと思うけど。三毛猫(猫又)が三味線弾いているのには引く😨😨😨虫系も妖怪仲間だとは!昔の人達が生き物全てに愛を注いでいた事がわかります。付喪神、妖怪そろい踏み!芸術的作品もあり、どうでもいいようなものもありw、面白かったです😊2022/12/21
たまきら
36
うわあ、大きいサイズで読みたいなあ…と思ったけれど、通勤・通学のお供にはこれぐらいのサイズがありがたいよね、きっと。日本人が昔から擬人化されたものへ愛着の念を抱いていたんだな、とほほえましい気持ちになる不思議な妖怪たちがたくさん登場します。冒頭では見方がきちんと紹介されていて、とても分かりやすいところが最高です。三毛猫の妖怪が三味線を弾いている絵はちょっと胸がチクリ。 2022/10/27
ぐっち
27
昨年の大妖怪展で購入して、やっと読みました。展覧会だと、有名な妖怪絵(例えば表紙の琵琶の付喪神とか)も巻物のほんの一部だったりするので混んでるとさらっと流してしか見られないのですが、この本は一匹一匹をフォーカスしてるので、好きな妖怪をゆっくりじっくり心ゆくまで堪能できます。自分、読んでる本のかなりの割合で怖くない妖怪の出てくる話な気がするのですが、日本人は昔っから怖くない妖怪が好きなのだなと、改めて認識しました。2017/03/18
G-dark
21
わたしが特に気に入ったのは、江戸時代に耳鳥斎が描いた『別世界巻』。「タバコ好きの地獄」「歌舞伎役者の地獄」「ところてん屋の地獄」といった作品が描かれています。ゆるくて可愛い画風なのに怖い!地獄に堕ちた罪人たちをその生前の行いや職業に関連するやり方で鬼が責めるので…。もし現代人が地獄に堕ちたらどうなるのか想像しながら読むと味わい深いです。きっと「パチンコ依存の地獄」「ママ友いじめの地獄」「モンスタークレーマーの地獄」といったものがありそう。わたしは「スマホ中毒の地獄」に堕ちそうで、今から震えています。2022/08/21