出版社内容情報
センバツ史上最も悲劇的な逆転試合、上宮対対東邦。涙のエースのその後にはさらなるドラマが待つ。あの春交錯した野球人たちの生き様センバツ史上もっとも悲劇的な逆転試合、涙のエース・宮田正直のその後にはさらなるドラマがあった。勝ち取ったプロ入りと挫折、打撃投手としてのリスタート、そしてアクシデント。頭に打球をうけ、あの甲子園決勝の敗北までをも忘却するほどの記憶障害……。宮田の人生を軸に、あの春に交錯した野球人たち――元木、種田、そして上宮と東邦双方の監督らの、まぶしき野球人生の光芒を描く。
序章 ボールが逃げていく
第1章 エースを襲った二度目の災難
第2章 ボーイズリーグのでっかいやつら
第3章 青春の二遊間
第4章 よしと言うまで走ってろ
第5章 反発し合う三遊間
第6章 折れた歯を拾うな
第7章 鬼の妻の背中
第8章 山田490球、宮田454球
第9章 跳ねた白球、光ったホームベース
第10章 最後の甲子園
第11章 ぼくを取ってください
終章 たった一度きりの対決、ダイエー・宮田対巨人・元木
赤坂 英一[アカサカ エイイチ]
著・文・その他
内容説明
選抜史上最大の悲劇には、続きがあった。決勝延長10回裏2死、上宮2‐1東邦、目前の優勝は、涙に霞んで消えた。悲劇の投手・宮田正直は、プロ入り後も大きな波乱の中を歩む。元木大介、種田仁ら球児と監督たちの、熱く眩しき野球人生。
目次
ボールが逃げていく―1989年4月5日、甲子園で最も悲劇的と言われた決勝戦
エースを襲った二度目の災難―1999年3月21日、福岡ドームの事故
ボーイズリーグのでっかいやつら―女房役・塩路厚、好敵手・犬伏稔昌
青春の二遊間―セカンド・内藤秀之、ショート・元木大介
よしと言うまで走ってろ―上宮高校監督・山上烈の情熱と鉄拳
反発し合う三遊間―一度も監督に殴られなかった種田仁
折れた歯を拾うな―東邦高校監督・阪口慶三に挑んだ雑草・高木幸雄の戦い
鬼の妻の背中―住み込みのエース・山田喜久夫が見たもの
山田490球、宮田454球―鍼を打ち、鼻血を噴いたエースたち、決勝までの4連投
跳ねた白球、光ったホームベース―東邦対上宮、延長十回裏の見えざる攻防
最後の甲子園―山上が怒り、元木が走り、すべては終わった
ぼくを取ってください―エースがプロのスカウトに書いた手紙
たった一度きりの対決、ダイエー・宮田対巨人・元木―1992年10月17日、黒潮リーグ
著者等紹介
赤坂英一[アカサカエイイチ]
1963年、広島県生まれ。1986年に法政大学文学部卒業後、日刊現代に入社。1988年より、スポーツ編集部でプロ野球取材を担当。同社勤務のかたわら週刊誌、月刊誌で、スポーツを中心に人物ノンフィクションを多数執筆。2006年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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