出版社内容情報
20世紀最高の恋愛は間違い電話から始まった!1995年日本から2001年アメリカへ、時代の転換点を映す奇妙な恋の物語作家・クリエイターとして幅広く活躍し、『想像ラジオ』(野間文芸新人賞受賞)で大きな注目を集めた、いとうせいこうの本領発揮、多面的な魅力に満ちた最新長編小説。
2001年、日本の山梨で『二十世紀の恋愛を振り返る十五カ国会議』が開催され、世界中の恋愛学者が集まった。そこで「20世紀最高の恋愛」としてグランプリに選ばれたのは、日本のありふれた若い二人の、世にも不器用で奇妙な恋だった――。
舞台は1995年の日本と2001年のアメリカ。東京郊外の遊園地とカイコの街・桐生、イスタンブールと神戸の間で、電話線とネット回線が結び付ける、20代男女と60代男女の運命の行方は――?切なくもノスタルジックな恋愛ドラマに荒唐無稽なユーモアをちりばめて描く、「時代の転換点」を生きた恋人たちの物語。
いとう せいこう[イトウ セイコウ]
著・文・その他
内容説明
2001年、世界の恋愛学者が山梨に集まり、『二十世紀の恋愛を振り返る十五ヵ国会議』が開催された。そこで「二十世紀最高の恋愛」に選ばれたのは、日本の片隅に住む若い男女の、世にも奇妙で不器用な恋だった―。調査委員会のメンバーたちが報告する、奇想天外な恋の真相とは?会議に出席したトルコの老恋愛詩人の、半世紀越しの恋の行方は?1945年神戸、1995年東京、2001年ニューヨーク―電話線とネット回線がつなぐ、恋人たちの運命。時代の転換点に生まれた恋愛を多層的に描く、魅惑にみちた長編小説。
著者等紹介
いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年、東京都生まれ。作家、クリエイター。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1988年、小説『ノーライフキング』でデビュー。1999年、『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞。2013年、16年ぶりの小説『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞、第2回静岡書店大賞(小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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