デビュー小説論―新時代を創った作家たち

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デビュー小説論―新時代を創った作家たち

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062199308
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

デビュー小説にはその作家のすべてが詰まっている!村上龍、村上春樹から町田康まで、8人の人気作家の世界をその原点から読み解く。デビュー小説にはその作家のすべてが詰まっている! 村上龍、村上春樹、笙野頼子、高橋源一郎、山田詠美、多和田葉子、川上弘美、町田康。1970年代?1990年代に鮮烈なデビューを果たし、新しい日本文学の時代をひらいた8人の人気作家の原点とは。デビュー作を読み解き、当時の背景や意外な評価をまじえて語る、文学案内。

はじめに
第1章 音楽の終わりと「永久戦争」──村上龍『限りなく透明に近いブルー』
第2章 書くという罪と、書かれない罪──村上春樹『風の歌を聴け』
第3章 優雅で感傷的な見者──高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』
第4章 地獄絵のマニフェスト──笙野頼子『極楽』
第5章 偽「あばずれ」のカリキュラム──山田詠美『ベッドタイムアイズ』
第6章 イカの宿命を受け継ぐエトランゼ──多和田葉子『かかとを失くして』
第7章 くまと「わたし」の分際──川上弘美『神様』
第8章 はにかみパンク外道の生真面目──町田康『くっすん大黒』
あとがき


清水 良典[シミズ ヨシノリ]
著・文・その他

内容説明

デビュー小説には作家のすべてが詰まっている。あの名作はこうして生まれた!人気作家の誕生を読み解く、新しい文学案内!

目次

第1章 音楽の終わりと「永久戦争」―村上龍『限りなく透明に近いブルー』
第2章 書くという罪と、書かれない罪―村上春樹『風の歌を聴け』
第3章 優雅で感傷的な見者―高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』
第4章 地獄絵のマニフェスト―笙野頼子『極楽』
第5章 偽「あばずれ」のカリキュラム―山田詠美『ベッドタイムアイズ』
第6章 イカの宿命を受け継ぐエトランゼ―多和田葉子『かかとを失くして』
第7章 くまと「わたし」の分際―川上弘美『神様』
第8章 はにかみパンク外道の生真面目―町田康『くっすん大黒』

著者等紹介

清水良典[シミズヨシノリ]
1954年、奈良県生まれ。文芸評論家。愛知淑徳大学教授。1986年、「記述の国家 谷崎潤一郎原論」で群像新人文学賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

51
あんまり最近この手の文芸評論読んでなかったので、なんか新鮮。両村上ってなんかひとまとめで言われてたけど、なんか差がついたような気もするな。町田康がちゃんとパンクふまえて書いてるのはえらいと思ったってなんかえらそうにいうなよ、おれ。筒井康隆がはじめからちゃんと評価してたというのはえらいというか。自分も人の意見に流されず自分の尺度で評価できるようにがんばりたいと思いました。2016/10/14

miori

13
村上龍、村上春樹、高橋源一郎、笙野頼子、山田詠美、多和田葉子、川上弘美、町田康 計八名のデビュー小説を中心に、前後の作品から、作家の特質を探った評論集。過去に読んだ他の方の評論との違いも含めて、満足できる一冊でした。清水良典は何冊目かなあ。信頼している評論家の一人です。2022/10/18

袖崎いたる

12
小説も評論も、どちらも文芸の外延であるからして、小説の面白さを述べる評論もまた文芸作品の面白さに中る。ゆえに読者が文芸評論を面白がることは「面白さの面白さを面白がる」という面白さに中る。本書は面白いから売れ続けている作家の、面白かったからデビューに至れたその処女作についての評論集。文芸評論を如何に書くかということは、小説が如何に書かれるべきかの里程標を立てる覚悟に通じる。かつての新作家のデビューがどのようなパラダイム・シフトを起こしたかは、読者も作者も、自分の依るパラダイムの様相を窺う契機になりうるかも。2016/04/05

けいこう

3
高橋源一郎の年譜の中身がころころ変わってるというところが面白かった。2019/12/04

田中峰和

3
村上龍、村上春樹など現代文学に地殻変動を起こした作家8人のデビュー作が徹底的に読み解かれる。「限りなく透明に近いブルー」で龍はただ眺めるだけのカメラに徹して戦争を描いた。「風の歌を聴け」で春樹は現代アメリカ小説の文体をお手本にし、日本語の呪縛から解放された。米軍の街で育ちGIを間近に見てきた龍とアメリカ文学に魅了された春樹。高度経済成長下で育ちながら、全く別の問題意識から生まれたのが彼らの作品だ。かつての文学なるものとは根本的に異質なものを生み出し、いつの間にか日本文学の中心を支える作家になってしまった。2016/10/08

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