出版社内容情報
ひとりになりたがるくせに寂しがるんだね――小林賢太郎が贈る、大人のための児童文学。“あの森に行ってはいけません。うるう、うるう、とないている、おばけが出ますから”
転校したての僕は、先生の言いつけをやぶり、
おばけが出るという森の奥へ迷いこんでしまう。
そこで出会ったのは、不思議な、「あまり1」の人間。
世界からはみ出したひとりぽっちの存在、『うるう』だった......。
おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。
小林 賢太郎[コバヤシ ケンタロウ]
著・文・その他
内容説明
うるう年のうるう日のように、「余りの1」が世界のバランスをとることがある。人間もそう。世界でたったひとりの余った人間「うるうびと」。彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは…。小林賢太郎が贈る、おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。
著者等紹介
小林賢太郎[コバヤシケンタロウ]
1973年生まれ。神奈川県出身。多摩美術大学卒業。1998年、コントグループ「ラーメンズ」としてデビュー。脚本家、演出家、パフォーマーとして、舞台作品や映像作品を多数発表。自ら制作した舞台美術の展覧会も開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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