「現代版」絵本御伽草子<br> はまぐりの草紙

個数:

「現代版」絵本御伽草子
はまぐりの草紙

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 10時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 33p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784062198714
  • NDC分類 913.49
  • Cコード C0093

出版社内容情報

摩訶陀国に住む母親孝行な男のもとに「はまぐり出身」の超ワガママ美女が、嫁になるためやってきた!人気作家が描く新・御伽草子人気作家の自由な想像力で、あの「おとぎ話」が新しい文学に生まれ変わった!
美しいカラー挿画とともに贈る愛蔵版シリーズ。

「はまぐりの草紙」:橋本治×絵・樋上公実子
摩訶陀国に住む母親孝行な男のもとに、「はまぐり出身」の超ワガママ美女が嫁になるためやってきた!

現代版 絵本 御伽草子シリーズ(全6冊)
1 町田康×絵・石黒亜矢子「付喪神」
2 堀江敏幸×絵・MARUU「象の草子」
3 藤野可織×絵・水沢そら「木幡狐」
4 日和聡子×絵・ヒグチユウコ「うらしま」
5 青山七恵×絵・庄野ナホコ「鉢かづき」
6 橋本治×絵・樋上公実子「はまぐりの草紙」

橋本 治[ハシモト オサム]
著・文・その他

樋上 公実子[ヒガミ クミコ]
著・文・その他

内容説明

「天女か、龍女か、ヴィーナスの類か」はまぐり美女が押しかけ女房に。摩訶陀国に住む貧しい母親孝行な男、シジラが海で釣り上げたはまぐりが巨大化し、中から金色の光とともに美女が現れて…。

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京都生まれ。作家。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、1977年に小説『桃尻娘』を発表。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。1996年に『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年に『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、2008年に『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞

樋上公実子[ヒガミクミコ]
1963年東京都生まれ。画家。関西学院大学ドイツ文学科卒業。本の装画や挿絵、絵本、商品パッケージなど幅広い分野でイラストを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

137
この表紙だけ見ていると何か色っぽさを感じてしまいます。室町時代をインドのある国の話に置き換えて橋本さんが大人向けのおとぎ話に変えてくれました。非常にユーモアというかおかしみが出ていて楽しいのですが、今回も読んで感じたのですがもう少し字を大きくしてもらえればと思いました。 2016/02/21

みかん🍊

89
原作は知らないが面白かった、昔話では親孝行な息子ですが、現代的に見るとマザコン息子とぐうたら母親そしてはまぐりから現れた美女は上から目線の我儘嫁、本来は親孝行な人間には観音様からのご褒美があるという教えなのに、母親 と我儘な妻に振り回され、せっかくのご褒美金貨三千貫も七徳宝寿のお酒を飲んで7千年の寿命と服が無くても寒さを感じない体を手に入れた身にはあまりありがたみが無いような。2016/03/21

starbro

71
橋本治の小説、エッセイは結構読んでいますが、絵本は初めてです。また講談社の「現代版 絵本 御伽草子シリーズ」は初読です。「はまぐり」+「裸の美女」なのでもっとエロティックな内容かと思いきや、意外とオーソドックスなお伽噺でした。原典の「はまぐり草紙」も未読なので新鮮でしたが、話の中身が極端な気がします。挿絵も魅力的なのですが、文章と絵のバランスを見直し、頁数を増やすともっと良い絵本になると思います。2016/01/10

アキ

70
室町時代から江戸時代に成立した短編物語である御伽草子を橋本治が現代語訳し、樋上公美子の絵で美しい絵本にしている。内容は60歳の母親の世話をする親孝行の40歳の独身男シジラに海で釣れた蛤の中から17,8位の天女が現れ、妻となり、法華経の教典を織り、7千年の寿命と3千貫の金貨をシジラに与え、女は空の彼方へ消えていく。親孝行を勧めるために書かれた物語。とっても官能的ないいお話し。これを読んでどう感じたのか江戸時代の人にインタビューしてみたい。最後に岩波書店「御伽草子」の原文訳が載っている。2020/02/08

たーぼー

69
日本昔話には不条理と理不尽さが常に付き纏うが、そこに現代版ならではのメタなツッコミを交えるのが、本書のユニークなところ。主人公シジラが、はまぐり女から欲したものは童貞喪失と結婚だったはず。しかし得たものは人間の無限の欲求、即ち大金と不老長寿。シジラは貧しくとも平凡な暮らしの中で死ぬべきだった。現在においても世界経済を動かすシジラであるが、その精神が自らの童貞と独身を否定した地点に於いて、彼は息を引き取ったも同然なのだ、と生真面目に考える物語かどうかすら怪しいが。2017/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9962275
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。