出版社内容情報
ときにエロティック、ときに残酷、そしてときに切ない――勝目梓がおくる珠玉の「大人のための童話」がここに。
ときにエロティック、ときに残酷、そしてときに切ない――。
珠玉の「大人のための童話」がここに。
収録作品
「ユメコさんとノボルちゃん」
ユメコさんとノボルちゃん、二人は同じバーに勤めるバーテンダーとその主だった。そして二人はお互いの美しさゆえにひとときも離れられず……。
「カワムラ青年」
戦争で夫も子供もなくした女が山の中で出会ったのは、一人の若い男だった。
「雪女」
出張先で吹雪に見舞われてしまった。そしてそこで出会った一人の女。行くあてもなく、彼女の家に泊めてもらうことになるのだが。
「おかしなことに」
学生時代の恋人との間にあった”性癖”が、中年のいまになってむくむくとわき上がってきて――。
「人形の絵」
一枚の絵は、様々なカップルの間を巡り巡って行く。そして彼らの人生も変えていく。
「湖」
愛してやまないが手が届かない人――そんな彼女の側にいられるだけで幸せだったのに。
【著者紹介】
1932年東京生まれ。鹿児島県立伊集院高等学校中退。長崎で炭坑労働者として働くなど様々な職につく。1964年に『文藝首都』の同人となり、66年に「玩具の花」を『新潮』に発表。67年には「マイ・カアニヴァル」で芥川賞候補、69年には「花を掲げて」が直木賞候補となる。74年「寝台の方舟」で小説現代新人賞を受賞し、その後は官能小説を小説誌を中心に精力的に発表。2006年に発表した『小説家』は初の私小説として話題に。その他の著書に『死支度』『あしあと』など。
内容説明
時にエロティック、時にブラック、時にユーモラスな6編の物語。現役41年目の作家の目に映った新境地―。
著者等紹介
勝目梓[カツメアズサ]
1932年東京生まれ。鹿児島県立伊集院高等学校中退。長崎で炭鉱労働者として働くなど様々な職につく。1964年に『文藝首都』の同人となり、66年に「玩具の花」を『新潮』に発表。67年には「マイ・カアニヴァル」で芥川賞候補、69年には「花を掲げて」が直木賞候補となる。74年「寝台の方舟」で小説現代新人賞を受賞し、その後は官能小説を執筆し、小説誌を中心に精力的に発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro
じいじ
AICHAN
リッツ
美月0217