世にも奇妙な君物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062198240
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今年二十五周年を迎えたテレビドラマ「世にも奇妙な物語」の大ファンである直木賞作家が、映像化を夢見て勝手に原作を五編執筆!今年二十五周年を迎えたテレビドラマ、「世にも奇妙な物語」の大ファンである、直木賞作家・朝井リョウ。映像化を夢見て、「世にも奇妙な物語」のために勝手に原作を書き下ろした短編、五編を収録。

1 シェアハウさない
2 リア充裁判
3 立て! 金次郎
4 13.5文字しか集中して読めな
5 脇役バトルロワイアル

1 シェアハウさない
2 リア充裁判
3 立て! 金次郎
4 13.5文字しか集中して読めな
5 脇役バトルロワイアル


朝井 リョウ[アサイ リョウ]
著・文・その他

内容説明

いくら流行っているからといって、経済的にも精神的にも自立した大人が、なぜ一緒に住むのか(第1話「シェアハウさない」)。その人がどれだけ「リア充」であるかを評価する、「コミュニケーション能力促進法」が施行された世界。知子のもとに、一枚の葉書が届く(第2話「リア充裁判」)。親のクレームにより、幼稚園内で、立っている金次郎像が座っているものに変えられた!(第3話「立て!金次郎」)。…そしてすべての謎は、第5話「脇役バトルロワイアル」に集約される。

著者等紹介

朝井リョウ[アサイリョウ]
1989年5月生まれ、岐阜県出身。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第二二回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2012年に同作が映画化され、注目を集める。2013年『何者』で、戦後最年少で第一四八回直木賞を受賞。2014年『世界地図の下書き』で第二九回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

771
朝井リョウは新作中心に読んでいる作家です。『世にも奇妙な物語』のファンということで書いた連作集。朝井リョウは青春小説というイメージが強かったのですが、ミステリ、ホラー系も書ける引き出しの多さを感じました。オススメはモンスターペアレンツが怖い「立て!金次郎」です。朝井リョウはまだまだ進化系です!2015/12/21

Yunemo

632
人間心理の奥底を抉り出すことを着眼とした5編。裏側の気持ち、その在り方に、ゾッとさせられます。何のためのこんな表題、との素朴な疑問。今の時代を反映させた著者の視点、なんとなくの理解。大人であれ子供であれ、自分の頭で考えさせる前に、いろんな選択肢を奪ってしまうことが得策との現実世界、だからそれぞれの世代で弱っちくなってしまう、確かに。でも、これを見越したうえでのさらなる捻り、なんともはや。ネットニュースもシェアハウス(プラージュ読後だからこそ)も仕掛けの存在に気付いた途端、ため息。今一度、自身の立ち位置は?2015/12/15

風眠

590
『世にも奇妙な物語』が好き過ぎて、勝手に原作を書き下ろしたという、朝井リョウの根性?いうか、情熱?というか、この徹底したオタクっぷりに私は敬意を表する。誰が何と言おうと、凄い!って、ただただ思う。何となくぞわぞわ感が拭えないストーリー展開、現代社会を風刺する毒、ほっとして終わるのかと思わせておいて突き落とす種明かし、ありそうで無さそうな奇妙さの匙加減。そして最後には脇役達で繋がるという構成。完!璧!です!!フジテレビさん、この本まるまる一冊『特別編』でドラマ化どうですか?キャスティングも絶妙ですよ。2016/08/02

しんごろ

456
面白かったです!どの短編もラストが印象的ですね。短編の順番からひと言ですますなら、ほう!、ふむ!、なぬ!、怖っ!、やっぱりね!という感じの印象かな。(あくまでも個人的な見解ですので、ツッコまれると泣きます)『世にも奇妙な物語』を好きな方、あるいは1度でも見ている方は、脳内で映像が浮かぶと思いますので、サクサク面白く読めると思いますね。どの短編も良かったですが、個人的には、『13.5文字しか集中して読めな』が、ラストシーンが衝撃的で好きかな。 2018/04/08

ウッディ

426
すごく面白かった!「世にも奇妙な物語」を意識した不思議で、少し怖い結末。特に、モンスターペアレントへの受けと園児を思う気持ちの間で悩み、見事、起死回生の策で乗り切ったと思った主人公の上を行くオチが待っていた「立て!金次郎」が面白かったが、その他3つの話が、単なる前振りだったと思わせる「脇役バトルロワイアル」。ストーリー、構成とも見事でした。2017/09/24

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