影憑き―古道具屋 皆塵堂

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062198189
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

悪友と遊び歩く放蕩息子の円九郎。賽銭泥棒が親にばれた円九郎は曰く品が揃う皆塵堂に預けられるが……。大人気の「人情怪談騒動記」

放蕩三昧の
馬鹿息子に祟る「黒い影」!?
  
曰く品が揃う皆塵堂の
新たな居候は大店(おおだな)の倅
  
とぼけた笑いとあと引く怖さ

面白さ抜群の「人情怪談騒動記」!

円九郎、菊三郎、金吾は、立派な店の倅たちだが、遊び歩いてばかりの放蕩息子。
親から金を渡されなくなった三人は、賽銭泥棒をしてしまう。
しかし人の形をした黒い影に襲われそうになった円九郎が叫び声をあげ、悪事が露見。
円九郎は家を追い出され、皆塵堂に預けられたが、何をやっても失敗ばかり。
そこで店主の伊平次は、「荒療治」に踏み切ることに……

【著者紹介】
1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。主な作品に『無縁塚』『古道具屋 皆塵堂』』『ばけたま長屋』『祟り婿 古道具屋 皆塵堂』などがある。

内容説明

円九郎、菊三郎、金吾は、立派な店の倅たちだが、遊び歩いてばかりの放蕩息子。親から金を渡されなくなった三人は、賽銭泥棒をしてしまう。しかし人の形をした黒い影に襲われそうになった円九郎が叫び声をあげ、悪事が露見。円九郎は家を追い出され、皆塵堂に預けられたが、何をやっても失敗ばかり。そこで店主の伊平次は、「荒療治」に踏み切ることに…

著者等紹介

輪渡颯介[ワタリソウスケ]
1972年東京生まれ。明治大学卒業。『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、講談社ノベルスよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

93
物語の勢いが弱くなった気がする今作ですが怪談の基本に戻って「うらめしや~」…三人三様の放蕩息子の登場ではありますが気の弱い円九郎の預けられた処が救いになりました。そのおかげでちゃんと自分で謝ることが出来たのですから!それにしても他の二人に対しては物語とはいえ酷ですね~。そして発売が告知された次作では待望の子猫たち(笑)2016/04/04

またおやぢ

70
次々に曰くつきの放蕩息子が現れるのが魅力の一つとなった『皆塵堂』シリーズ。今回もまた魅力的(?)な馬鹿息子である円九郎が登場。どんなに悪い奴なのかと思いきや、人の悪口を言い、賽銭泥棒をして、保身の為に直に判る嘘や言い訳をする。挙句の果てに勘当されてしまうのだが...ん?二十過ぎてこの体たらくは如何なものかと思うが、古今東西どこにでもいそうな愛すべき小人物じゃありませんか。寧ろ小者であるからこそ、その円九郎の性根を叩き直そうとする人々(お兄ちゃんを含め)の人情が、やけに心に響く人情怪談シリーズの第6冊目。2016/10/10

ゆみねこ

62
放蕩息子円九郎は、遊び歩いて賽銭泥棒や語りをやり、親に勘当される。預けられた先は「皆塵堂」。円九郎の駄目っぷりにちょっと面白さもダウン。そろそろこのシリーズからは離脱します。2016/04/01

万葉語り

53
人を呪わば穴二つ。3人の放蕩息子が、自分のしでかしたことの報いを受ける。ほんの少しでも改心したのか、親の打つ手がよかったのか円九郎だけが助かることになる。皆塵堂は今日も幽霊がいっぱい、猫もいっぱいで面白かった。2016-922016/04/11

くりきんとん99

52
お気に入りのシリーズ。怖い中にも切ない話があったりするところがこのシリーズの良さ。皆塵堂の面々も相変わらずで楽しませてくれた。円九郎もまた登場したりするのかな。2015/12/22

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