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出版社内容情報
色彩を多用する若冲の世界観を、赤、白、緑、灰、黒の五色で切りとる。ふんだんな拡大図版で若冲の魅力が再発見できる。色彩を多用する若冲の世界観を、赤、白、緑、灰、黒の五色で切りとる。ふんだんな拡大図版で若冲の魅力が再発見できる。
安村 敏信[ヤスムラ トシノブ]
著・文・その他
目次
若冲の赤(若冲の赤―多様な赤への執着;「赤」の名画を読む 紅葉小禽図(動植綵絵)
「赤」の技法を知る―「裏彩色」)
若冲の白(若冲の白―胡紛彩色の粋;「白」の名画を読む 芦鵞図(動植綵絵)
「白」の技法を知る―「胡粉の使い方」)
若冲の緑(若冲の緑―虫と果蔬への愛着;「緑」の名画を読む 池辺群虫図(動植綵絵)
「緑」の技法を知る―「謎の新顔料」)
若冲の灰(若冲の灰―淡墨と「筋目描き」の効果;「灰」の名画を読む 石灯篭図屏風;「灰」の技法を知る―「筋目描き」)
若冲の黒(若冲の黒―濃墨と拓版画;「黒」の名画を読む 野晒図;「黒」の技法を知る―「拓版画」)
著者等紹介
安村敏信[ヤスムラトシノブ]
1953年、富山県生まれ。1979年より板橋区立美術館に学芸員として勤務し、2005~13年同館館長。江戸狩野派の研究と作品の発掘に携わるとともに、ユニークな展覧会を多数企画。現在、萬美術屋として美術の魅力をよりいっそう広めるために幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
33
サイズはコンパクトながら部分拡大図がたくさん載っていて感動。技術的な説明も多くその殆どが素人の私には???だけれど、若冲の技量がいかに素晴らしいかはわかる。5色になぜ金色が含まれていないのか不思議だった。が、金色にみえるのは絹の光沢と相俟った胡粉の白だったとか。最近のX線分析でわかったんだって。こういった専門的なこと、私は知らない方が純粋に作品を楽しめて良いのだけど。知ってみたい気もする。それは展覧会で音声ガイドを借りるかどうか迷うのと同じ気持ちなのかな。京都鹿苑寺のぶどうずの襖観てみたい。お寺で。2016/04/16
びぃごろ
14
赤・白・緑・灰・黒と5色に分類しての紹介。今迄の本とは違って視点で捉えることが出来た。コメントも面白いw「網タイツをはいたような太湖石」「粘りべっとりと粘着性をもつ雪」三冊目の若冲として読んで正解のコンパクト本。2016/02/07
mass34
11
菜虫譜、葡萄図、隠元豆・玉蜀黍図、果蔬涅槃図。茎と葉の筆使いが尋常でない。現物が見たい。2016/08/21
conyTM3
6
若冲の絵を『赤・白・緑・灰・黒』の5色に分けて紹介している。 絵の全体はもちろん、トリミングした一部分にもフォーカスを当て分析しているので、ディティールも捉えることができ、とても分かりやすい。 わたしは『灰』か『黒』が好きかな。2021/05/10
ダンスにホン!ころりん
5
20151119第1刷発行 160519読了 素晴らしかった。若冲展をみてから読んだけれど、何時間待ってももう一度みたい。会いに行きたい‼ 若冲になったアメリカ人とか読みながら並びますかね2016/05/19
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