Killers〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 436p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062197533
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

殺人者は、いつの時代にも存在する――。警察小説の旗手・堂場瞬一のデビューから100冊目を飾る、記念碑的文芸巨編1500枚!

殺人者は、いつの時代にも存在する。

2020年東京五輪に向けて再開発が進む渋谷区のアパートで、老人の他殺体が発見され、かつての名家の人間だったことが判明する。いったい、この男は何者なのか――。
五十年、三世代にわたる「Killers」=殺人者の系譜と、追う者たち、そして重なり合う渋谷という街の歴史。

警察小説の旗手・堂場瞬一のデビューから100冊目を飾る、記念碑的文芸巨編1500枚!

【著者紹介】
堂場瞬一(どうば・しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。2015年、『警察回りの夏』で第36回吉川英治文学新人賞の候補となる。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「捜査一課・澤村慶司」の各シリーズのほか、『八月からの手紙』『傷』『複合捜査』『誤断』『夏の雷音』『黄金の時』など多数。本書がデビューから100冊目の作品となる。

内容説明

渋谷が生まれ変わる時、「Killers」も新たな「使者」を送る。正義を描いてきた著者が、書かずにはいられなかった集大成長篇!

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。2015年、『警察回りの夏』で第36回吉川英治文学新人賞の候補となる。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

173
【祝・100冊♪ みんなで堂場瞬一祭り!】とにかくもう、むちゃくちゃカッコいい!ブライトイエロー(上)とショッキングピンク(下)のタイトル、渋谷の喧騒を表した表紙。真犯人が殺されたシーンから物語が始まるのだけど…。三代にわたる殺人者たちって、そういうことだった?!道義的にどうかと思うけど、実は私は長野の肩を持っていたので、このハリウッド的なラストは非常に印象的。渋谷は私にとっても思い入れの強い街だけれど、渋谷を知らない読者にも、この街の暴力的な魅力が伝わってくる作品だと思います。ぜひ読んでみてください。2015/12/13

starbro

149
2月の1冊目は1月から持ち越しのKillers下です。上下巻870P一気読みしました。快調に飛ばしたのですが、最期は少し尻すぼみ感があります。最終の舞台が千葉となっていますが、渋谷に拘るなら終始一貫して渋谷で良かったような気がします。やっぱり下巻では義手を使用していましたネ。2016/02/01

あすなろ

126
50年も姿を隠し続け、何件も殺人を犯して遊泳し続ける。しかし、そんな天才も後継者には裏切られ。果ては、血にしがみつく。血から追い続けた若い女性刑事と共に読者は、彼の成れの果てを追う。ストーリー展開面白い。堂場氏100冊目作品として、新たな趣向ある作品で魅力的ではある。但し敢えて述べれば、時折描写される独特の食べ物の描写とか、重めな本作の間に挟まれる洒脱・軽妙な描写は必要だったのか?都合良き展開ももう少し押さえられていたら、昇華ある記念碑的作品になったのではと要らぬお節介浮かぶ。もっと重厚でも良いのでは?2016/05/09

いつでも母さん

122
50年は長いよ・・頭のいい人の考える事は私には分からない。保が親に施された事はあ然でその心情は理解したいのだが、神とか後継者とか「それ、おかしいよ!」何度も言って遣りたかった。渋谷のスクランブル交差点は上からの眺めが良いよね。変化する街・渋谷、隠れるには持って来いなんだね・・結局、保の最期は誰も確認してはないのだ。とにかく幾重にも絡んだ糸を飽きさせる事無くほぐし、結んだ堂場さんに拍手を!保の甥・怜治君、「決して、『血』ではない。環境なのだ」と私が断言しよう。でも、下巻はちょっと長く感じながらの読了だった。2015/11/11

修一朗

106
外国小説に出てきそうなサイコパスとは一線を画した「選民思想」に囚われた殺人者,と言うとかっこよすぎで要は渋谷連続おやじ狩りだ。共感はできないものの50年間逃げおおせたストーリーが面白くて一気読了。読み易くてボリュームが気になることはなかったけど警察のチョンボや偶然うまくいっちゃった的な展開が多くて長野保が軽く感じてしまった。削った重厚な文章の方がいいね。堂場瞬一版「冷血」と称するにはいささか粗っぽかったな。次は警察視点の作品を読んでみます♪2016/06/10

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