出版社内容情報
角つなぎや南蛮七宝、細渦など、日本の伝統文様を、京都の唐紙屋「唐長」の美しい唐紙とともに紹介。文様の由来や意味がわかる一冊。文様というのは、単なるデザインではなく、
日本人の祈りがかたちになったものである――。
江戸時代より、京都「唐長」に伝わる600枚以上の板木から、日本の主な文様を厳選。
美しい唐紙を写真で見せながら、文様にまつわる物語をエッセイとしてまとめる。
唐長とは―
寛永元年(1624年)創業。日本で唯一、江戸時代から続いてきた唐紙屋。
代々受け継がれてきた板木にひとつひとつ手仕事で和紙に文様をうつしとった唐紙は、
文化財をはじめ、現代の暮らしにおいても壁紙や襖紙として用いられ、
美しい日本の文化を伝えている。
トト アキヒコ[トト アキヒコ]
著・文・その他
目次
第1章 植物文様(若松;大竹 ほか)
第2章 風月万象文様(影雲;雪花散らし ほか)
第3章 動物文様(唐獅子;丸龍 ほか)
第4章 幾何学文様・その他(角つなぎ;南蛮七宝 ほか)
著者等紹介
トトアキヒコ[トトアキヒコ]
唐紙師。「唐長」の伝統を継承しつつ、現代アートとしての唐紙の世界を築き上げた、唐紙界の異端児。伝統的な襖や屏風のほか、壁紙やパネル、ランプなど現代の暮らしに合うさまざまな唐紙のオーダーをアトリエにて受け、制作。同時に、唐紙の芸術性を追究し、「しふく(Shifuku)刷り」をはじめとする独自の技法を用いたアート作品も手がけている。全国の寺社仏閣、公共・商業施設、個人邸宅など、さまざまな場所に作品を納め続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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