出版社内容情報
中学校はこわくない!――。『お引越し』のひこ・田中が、すべての小・中学生に贈る、新たなマニュアル型児童文学、待望の2作目!第57回日本児童文学者協会賞を受賞しました!
土矢小学校に通っていたのに、小学校卒業があと間近というタイミングで、親が、いま住んでいるアパートから、ほんのちょっと離れたところに念願のマイホームを建てたものだから、親友の小谷や菱田といっしょに土矢中学校に進学できず、瀬谷中学校に通うことになってしまった成田鉄男=ナリタテツオ。
超アウェイの状況でスタートした中学校生活、テツオはなんとかクラスで「広報委員」というポジションを確保し、委員として、いろいろな部活をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかる。が、「肝心のお前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ない、変わらぬヘタレっぷりで、いっしょに制服を採寸した仲の杏里も、ややあきれ顔。
あーあ、杏里はどこの部活に入るんかいな――と気になってみたりしながら、初めて数学、英語という「学問」に触れて、その凄みを知ったりして、ちょっと頼りないけれど、初めて尽くしの「中学生」稼業を、よろよろと進行しているのであった!
ひこ・田中[ヒコ タナカ]
著・文・その他
内容説明
中学入学の直前、ひとつ隣の学区に引っ越したばかりに、まわりに知ってる友達がゼロのテツオ。英語の授業に部活に体育祭…。やたらと、やることあらへんか!?すべての小学6年生に再び告ぐ!中学校はこわくないけど、いそがしい!
著者等紹介
ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。1991年、『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞。同作は相米慎二監督により映画化された。1997年、『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。同作は冨樫森監督により映画化された。『児童文学書評』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
まる子
杏子
しーまま
titti