漫画でよめる!
漫画でよめる!語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062196246
  • NDC分類 K726
  • Cコード C8936

出版社内容情報

戦後70年を機に、名作ノンフィクション漫画が復刊。脚本は横山秀夫、漫画は三枝義浩。子ども達に読ませたい感動ノンフィクション!

『戦火の約束』と『祖国への進軍』の2作品を、一冊にまとめて刊行します。
いずれも、感動のノンフィクション・コミックです。

『戦火の約束』は、ラバウルで生まれた、日本兵とアメリカ人捕虜の友情の物語です。ラバウルで、本来なら味方であるアメリカ軍の爆撃によって死んでしまった捕虜のメベリー。主人公の那須は、戦争の悲惨さを伝えるために、上官ににらまれながらも、戦争画を描き続けます。終戦後も、メベリーとの約束を守り、戦争の悲劇の絵を描き続けるのです。

『祖国への進軍』は、沖縄生まれでハワイに移民した日本人の物語です。アメリカ軍として沖縄にやってきたジロウ。彼は、ふるさとの人をすこしでも救うため、通訳兵として、全力を尽くします。

【著者紹介】
1989年、「マガジンSPECIAL」掲載の『毎度ラーメンやです』でデビュー。「週刊マガジン」でドキュメント・コミックを不定期掲載。代表作に『チェルノブイリの少年たち』『AIDS-少年はなぜ死んだか-』『語り継がれる戦争の記憶』シリーズなどがある。

内容説明

太平洋戦争最前線のラバウル。そこで絵描き兵の青年が出会ったのはアメリカ兵捕虜だった。いつしか友情が芽生えた2人は、襲いかかる激しい爆撃を受けながら、平和のために尽くすと、固い約束を交わした―。

目次

戦火の約束
祖国への進軍

著者等紹介

三枝義浩[サエグサヨシヒロ]
1989年、『毎度ラーメン屋です』でデビュー

横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1998年に「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

43
こちらも今年(2015年)出た本だが、1997年に少年マガジンに掲載された漫画。表題作『戦火の約束』はアメリカ兵捕虜ウォルター・メベリーと友情が芽生えた日本兵の画家・滝口岩夫の物語。併録の『祖国への進軍』は沖縄で育った日系二世・比嘉武二郎が戦前に渡米し、アメリカ兵として故郷沖縄を攻撃しなくてはいけなくなった話。共に実話で、やはり横山秀夫原作。捕虜ウォルター・メベリーは皮肉にもアメリカの爆撃で亡くなる。そして故郷を侵略しなくてはならない比嘉の苦衷。戦争はこんな悲劇をあちこちに生む。安倍晋三も読め。2015/09/16

16
『戦火の約束』と『祖国への進軍』の2作品。どちらの漫画も、号泣します。 どちらの漫画にも、祖国や家族、故郷に住む人たちを思う気持ちにあふれており、そんな気持ちには敵も味方もない、お互いがお互いを同じ人間として、こんなふうに考えれば戦争なんて起こらないのに、と思える作品でした。2015/08/29

1
図書館に新しく入っていたので。私は九州人なので、長崎にも沖縄にも行ったことがあります。幼く、また強行軍だったので思いを馳せる暇もなかったのですが、それでも、この地を訪れられたことがよかった、と大人になった今は思うのです。でも、ラバウルやガタルガナルなど、国外でのことにはほぼ無知で、沖縄戦だって、日系二世の戦いを知りませんでした。 戦争は、悲しみと苦しみと憎しみしか生まない。たとえ戦いに勝っても、誰かの大切な人は戻ってこないのだから。世界の誰もがそのことに気づいて、どうせ戦うのなら、対話で戦う未来が欲しい。2016/08/12

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