アメリカの真の支配者 コーク一族

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  • サイズ B6判/ページ数 518p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062195249
  • NDC分類 335.58
  • Cコード C0098

出版社内容情報

現代版のロックフェラー家とされる、知られざる一族の謎に迫る。リバータリアニズム、ティーパーティの源流はここにあった。個人(家族)所有の会社としては全米第二位の規模を持つ巨大企業コーク産業の創業者コーク一族の歴史は、戦後アメリカの保守政治の動きの一部となっている。「政治道楽」の一家であるコーク家は、父親フレッドが極右ジョン・バーチ協会の創設に関わった。子供たちにも小さな頃から、共産主義の恐怖や政府の悪について語っていたために、次男チャールズもジョン・バーチ協会に関わり、そこから別れてリバータリアニズムに進んだ。こうした動きはそのままアメリカの戦後保守政治の歴史に並行している。
リバータリアニズムや最近の反オバマ=ティーパーティー運動にも、資金援助にとどまらぬ強い影響力をコーク家はおよぼしている。
その一方で、遺産相続やコーク産業の株所有をめぐり一族内部では泥沼の対立が報じられてきた。1980年代から90年代にかけての度重なる裁判闘争やスキャンダルの数々により、「現代版のロックフェラー家」とも揶揄されている。

この知られざる、アメリカを動かす一族の真相に迫る!

コーク一族 目次
序章
第1章 ウィチタの息子たち
第2章 スターリンの石油マン
第3章 ジョン・バーチ協会誕生
第4章 MITでのメーデー
第5章 後継者問題
第6章 リバータリアン・コーク大帝国の勃興
第7章 兄弟間の泥沼の戦争
第8章 万能メアリー
第9章 デイヴィッド・コーク
第10章 ビル・コークの兵法
第11章 「血」を巡る争いの連鎖
第12章 コーク一族の闇
第13章 表舞台に姿を現す
第14章 全面戦争
第15章 コーク一族の見果てぬ野望


ダニエル・シュルマン[ダニエル シュルマン]
著・文・その他

古村 治彦[フルムラ ハルヒコ]
翻訳

内容説明

“現代版ロックフェラー家”。2016年大統領選挙のカギを握る、アメリカで最も嫌われている一族の謎に迫るリバータリアニズム、ティーパーティー…泥臭いアメリカ保守政治の現実をえぐり出す!

目次

ティーパーティー運動の源流
ウィチタの息子たち
スターリンの石油マン
ジョン・バーチ協会誕生
MITでのメーデー
後継者問題
リバータリアン・コーク大帝国の勃興
兄弟間の泥沼の戦争
万能メアリー
デイヴィッド・コーク
ビル・コークの兵法
「血」を巡る争いの連鎖
コーク一族の闇
表舞台に姿を現す
全面戦争
コーク一族の見果てぬ野望

著者等紹介

シュルマン,ダニエル[シュルマン,ダニエル] [Schulman,Daniel]
左派系メディア『マザー・ジョーンズ』誌のシニア・エディター。政治および安全保障問題を主に扱い、同誌の調査報道部門の創立メンバー。『マザー・ジョーンズ』誌のほか、『ボストン・グローブ』紙、『ヴィレッジ・ヴォイス』誌などにも寄稿している

古村治彦[フルムラハルヒコ]
1974年、鹿児島市生まれ。愛知大学国際問題研究所客員研究員、副島国家戦略研究所(SNSI)研究員。早稲田大学社会科学部卒業、同大学院社会科学研究科修士課程修了(修士)。南カリフォルニア大学大学院政治学研究科中退(政治学修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

20
重厚なる読み応え。皆さんの言うとおり、中間のほとんどが血を血で洗う不毛な兄弟喧嘩。どうかしてるよビル!とかなりげんなりした。2016/06/28

スプリント

9
アメリカの真の支配者と銘打たれていますが、中身の大半は壮大な兄弟喧嘩を中心とした泥沼の法廷闘争です。共和党を支援しオバマ大統領と選挙で敵対したコーク兄弟ですが、共和党の台風の目となっているトランプ氏との関係については触れられてはいませんでした。2016/01/28

まめタンク

7
2017年、72冊目。 88点 アメリカの影の支配者であるコーク一族。その総資産は兄弟合わせて数兆円規模になる。世界第二位の未上場企業、コークインダストリー。本書は簡単に説明すれば兄弟ゲンカと無駄使いだろう。父フレッドの遺産の行方と兄弟同士の訴訟争い。全米有数のお金持ちでありながら、これだけお金の使い方が下手なのもまれだろう。日本では影の支配者だけれど、米国では公然と認知されている。それは悪い意味で、、。コーク一族で500ページを書き切った著者を尊敬する。熱いです。2017/06/11

チャーリー

5
石油を生業とする実業家。 超大金持ち。 兄弟間で20年もの間裁判。 政治への関与。 想像の範疇を超えた、偉人家族と言えるかもしれない。 でも尊敬できないし、そうなりたいとも思わない。 とにかく長かった。読書が嫌いになりそうだった(笑)2016/06/07

きっしょう

4
題名から考えていた内容との乖離が大きくて。。。アメリカの富豪トップ10に名を連ねるチャールズ・コークとデイヴィッド・コーク兄弟が政治にどのように関わっているか興味深いものがあったが、その他の兄弟との長年に渡る確執に多くのページが割かれていて、正直うんざりした。凄い兄弟がいるもんだなとは素直に思うし、表舞台に立ってからそれほど年数が経っていないので仕方がないのかもしれないが、直近の情報にもう少し力を入れてほしかった。2016/06/17

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