国会議事堂

田原 桂一【著】

講談社（2015/06発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 22cm
• 商品コード 9784062195072
• NDC分類 526.314
• Cコード C0052

出版社内容情報

いま見学ツアーが大人気。「ＭＡＤＥ　ｉｎ　ＪＡＰＡＮの殿堂」にふさわしい国会議事堂の全貌を世界的写真家の目が捉えた！延べ２５４万人が建設作業にあたり、1936年(昭和11年)11月に完成した国会議事堂は、建築資材のほとんどを国内で調達した。まさしく「MADE in JAPANの殿堂」にふさわしい国会議事堂のすべてを、ヨーロッパの世紀末建築やパリ・オペラ座を撮影した写真家・田原桂一が写し撮る。
今、国会議事堂見学が大人気となっている。修学旅行生だけでなく、大人向けツアーも組まれているほどで、２０１４年まで三年連続で年間９０万人を超えているという。建築物としての衆議院､参議院を一冊にまとめてコンパクトに楽しめる写真集は初めてである。

田原 桂一［タハラ ケイイチ］
著・文・その他

内容説明

延べ２５４万人が建設作業にあたり、１９３６年（昭和１１年）１１月に完成した国会議事堂は、建築資材のほとんどを国内で調達した。「ＭＡＤＥ　ｉｎ　ＪＡＰＡＮの殿堂」にふさわしい国会議事堂のすべてを写真家・田原桂一が写し撮る。

著者等紹介

田原桂一［タハラケイイチ］
１９５１年京都生まれ。１９７２年の渡仏後に写真の制作を始め、「都市」（１９７３～７４年）や「窓」（１９７３～８０年）といった作品シリーズを制作。７７年にはアルル国際写真フェスティバル（フランス）にて大賞受賞。以降、「顔貌」（１９７８～８７年）、「エクラ」（１９７９～８３年）の制作や、ヨーロッパ全土を巡り１９世紀末を主題に建築空間を撮影、様々な写真作品を発表。また、８０年代後半以降は世界各国で光を使用したプロジェクトを展開し、その作品は美術館に留まらず様々な場所で常設展示されている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[みーまりぽん]

大正９年(1920）着工、昭和11年(1936)完成。地上３階、地下１階。工費２５７３万円、などといった歴史や基本データの記載はあるものの、その他のページは写真のみ。参議院の議場からスタートし、中央広間へ向かい、外観を眺めて衆議院へ、そしてその議場で終わる。というか、左からページを開けば衆議院の議場からスタートするという作りになっており、歩いて見学している感じに近づけてあるのかな。　衆議院議場の写真で上西小百合さんと丸山穂高さんの名札が並んで写っていたので「ああ騒がしそうだなあ」と思ってしまったのだった。

2020/10/23

[姉勤]

荘厳と静謐。カメラマンの力量のせいもあるだろうけど、神殿や伽藍のような空気を、この写真集の無人の国会議事堂の内外の各所に感じる。建設と維持に関わった人々の祈りにも似たものが、息づいているんだろう。

2017/05/06

[Wisteria]

国会議事堂がこんなに美しいなんて…！維持するのも大変そうですが、しっかり管理されているのでしょう。日本の宝だと思いました。

2017/06/02

[じょみ]

ちょっと急いで撮影したって感じ。撮影データがあると良かったと思いました。見学にもいきたなぁ。

2015/07/24

[さくら]

国会議事堂は着工から17年後の1936年11月に完成し、同年12月の第70回帝国会議から使用。　その重厚で美しい国会議事堂の内外を、光の表現に拘る写真家：田原桂一が丁寧に撮影。　柱や壁や天井はもちろん、ステンドグラスにモザイクタイル、レリーフに照明など装飾の洗練されていることと言ったら！　一切説明がなく、読み手が思う存分自分流に堪能できる所も素敵。　見学ツアーもあるようなので、いつか実際に見学に行ってみたいと思いました。

2019/01/26