出版社内容情報
「願えばかなう!」は真っ赤なウソ?心理学者が豊富なデータをもとに綴るポジティブ思考の害と、目標を叶える四つの方法。
夢や目標がある人に向けた定番のアドバイスがある。
ポジティブになろう!悪いことは考えず楽観的になろう!ダイエット、昇進、いい出会いなど、夢が叶った様子を想像すれば、たちまち思考は現実化する!…etc.
しかし著者の研究によれば、「夢見る人」の多くは「実行する人」ではない。非現実的な空想でエネルギーを使い果たし、行動できなくなってしまう。気分がいいのはポジティブ本を読んでいる間だけ、現実に接すればたちまち夢はしぼむ。
たとえば減量プログラムに挑戦中の女性のうち、半数にはスリムになって外出する姿など、成功後のポジティブな夢を想像してもらい、半数にはドーナツの誘惑と必死で闘う姿など、ネガティブな障害を想像してもらった。すると一年後、ダイエットに成功したのはネガティブな障害を想像していたグループだった!
目標を達成するには、ひたすらポジティブに夢見るよりも、理想と現実のギャップに注目し、対策を立てたほうが効果的なのだ。困難も障害もない世界が存在するのは、ポジティブ本のなかだけなのだから。
本書では巷にはびこる安易な「ポジティブシンキング肯定論」に警鐘を鳴らし、科学的かつ実践的な「目標を達成する4つの方法」を提唱する。
【著者紹介】
ニューヨーク大学、ハンブルク大学の心理学教授。認知、感情、行動における思考の影響について記事、書籍、論文を多数執筆。アメリカとドイツに居住している。
内容説明
願うだけでは、かなわない。思考は現実にならない。NYタイムズ、ガーディアン、ハフィントン・ポストほか、欧米メディアで話題騒然。ドイツ人心理学者が20年の研究データをもとに明かす、新しいモチベーションの科学。
目次
1 ポジティブ思考は毒になる
2 ポジティブ思考のメリット
3 心は「願い」にだまされる
4 夢をリアルに追求する
5 無意識を利用する
6 WOOPのマジック
7 人生をWOOPで回す
8 ポジティブ思考を「毒」から「薬」へ
著者等紹介
エッティンゲン,ガブリエル[エッティンゲン,ガブリエル] [Oettingen,Gabriele]
ニューヨーク大学、ハンブルク大学の心理学教授。認知、感情、行動における思考の影響について記事、書籍、論文を多数執筆。アメリカとドイツに居住している
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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デビっちん
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