出版社内容情報
東野圭吾はすべてを予測していた。一九九五年に発表された伝説の作品が、二十年の時を経て、装いを新たに生まれ変わる。超大型ヘリ「BIG-B」が乗っ取られた。無人操縦で飛行するヘリに搭乗しているのは一人の少年。ホバリング位置は原子炉の真上。国内すべての原発を使用不可にしなければ、エンジンは停止し落下する――日本国民全員を人質にしたテロが始まった。
怒濤のクライムサスペンスの金字塔を、豪華新装版でお届けします。
東野 圭吾[ヒガシノ ケイゴ]
著・文・その他
内容説明
巨大ヘリを奪った犯人の標的は原発。要求は日本全土の原発廃棄。果たして政府が下す決断とは。
著者等紹介
東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。1999年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞を受賞。2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞を受賞。2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞を受賞。2013年『夢幻花』で第二十六回柴田錬三郎賞を受賞。2014年『祈りの幕が下りる時』で第四十八回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
205
図書館本。映画化もあり、手に取りました。20年前の作品らしく、逆に20年後の今・・恐いっていう感じでした。特に最後のページにゾッとしました。2015/10/31
こうじ
135
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5/5 凄く良かったよ。^_^ハラハラドキドキだった。東野圭吾さんは凄いね。昔の本だけど今も原発については難しい所があるよね。特に東日本大震災の時は。最近は、震災、噴火等被害にあってる方は大勢います。自然や地球の事をよく知りうまく共存していきたいですね。^_^2015/09/12
takaC
132
予想していた通り、単に「新装」版でした。文庫サイズも新書サイズも読んだことあるけど結局どれでも内容は一緒でした。基本的な販促戦略ということ?2016/05/27
それいゆ
100
20年前の作品ですが、古くさい感じがまったくしません。まさに東野圭吾の大予言です。さすがに内容は最近の作品のようなキレはありません。ヘリから少年を救出するシーンは、小説ではイメージできません。映画ではきっと手に汗握る壮大なアクションシーンなんでしょうね!これは絶対に映画を観ないと!2015/08/11
takaC
97
図書室で目に留まったので借りて再読。見てないけど映画だと湯原役は江口洋介か。本のイメージとは違うな。2016/09/12