皇后考

個数:

皇后考

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 21時44分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 652p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062193948
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0095

出版社内容情報

悠久なる日本の歴史のなかで、皇后の果たした役目とは何だったのか。皇后の存在を初めて世に問う書物の誕生。毎日出版文化賞を受賞した『大正天皇』と司馬遼太郎賞を受賞した『昭和天皇』の著者が、新たなる地平を切り開いたのは【皇后】という視点であった。
悠久なる日本の歴史のなかで、皇后の果たした役目とは何だったのか。皇后の存在を初めて世に問う書物がここに誕生した。
歴代皇后のなかでも大正天皇の妃で、後の貞明皇后が激動の大正、昭和の時代にどのような影響を与えたのかを、豊富な資料と取材、そして「昭和天皇実録」から明らかにした、今一番読まなくてはいけない本である。
さて、その目次を紐解いてみると、
1 序──ある詔書をめぐって
2 神功皇后と神武天皇(1)
3 神功皇后と神武天皇(2)
4 皇后美子・神功皇后・日蓮宗(1)
5 皇后美子・神功皇后・日蓮宗(2)
6 皇太子妃節子の孤独(1)
7 皇太子妃節子の孤独(2)
8 団欒と大病と(1)
9 団欒と大病と(2)
10 大正天皇の発病
11 もうひとつの大礼
12 皇太子裕仁の訪欧と英国王室
13 九州へ(1)
14 九州へ(2)
15 関東大震災
16 大正の終焉
17 必ズ神罰アルベシ
18 元女官長の乱心
19 戦争と皇太后・皇后
20 戦争と皇太后・皇后
21 天皇の退位問題と皇太后
22 皇太后の急逝
23 よみがえる光明皇后

日本における「皇后」という新しい研究分野の堂々たる内容である。

第1章 序──ある詔書をめぐって
第2章 神功皇后と神武天皇(1)
第3章 神功皇后と神武天皇(2)
第4章 皇后美子・神功皇后・日蓮宗(1)
第5章 皇后美子・神功皇后・日蓮宗(2)
第6章 皇太子妃節子の孤独(1)
第7章 皇太子妃節子の孤独(2)
第8章 団欒と大病と(1)
第9章 団欒と大病と(2)
第10章 天皇嘉仁の発病
第11章 もうひとつの大礼
第12章 皇太子裕仁の訪欧と英国王室
第13章 九州へ(1)
第14章 九州へ(2)
第15章 関東大震災
第16章 大正の終焉
第17章 必ズ神罰アルベシ
第18章 元女官長の乱心
第19章 戦争と皇太后節子・皇后良子(1)
第20章 戦争と皇太后節子・皇后良子(2)
第21章 天皇裕仁の退位問題と皇太后節子
第22章 皇太后節子の急逝
第23章 よみがえる光明皇后


原 武史[ハラ タケシ]
著・文・その他

内容説明

悠久なる日本の歴史のなかで皇后の果たした役割とは何だったのか。皇后の存在を初めて世に問う画期的論考が結実。

目次

序―ある詔書をめぐって
神功皇后と神武天皇
皇后美子・神功皇后・日蓮宗
皇太子妃節子の孤独
団欒と大病と
天皇嘉仁の発病
もうひとつの大礼
皇太子裕仁の訪欧と英国王室
九州へ
関東大震災
大正の終焉
必ズ神罰アルベシ
元女官長の乱心
戦争と皇太后節子・皇后良子
天皇裕仁の退位問題と皇太后節子
皇太后節子の急逝
よみがえる光明皇后

著者等紹介

原武史[ハラタケシ]
1962年、東京生まれ。明治学院大学教授。専攻は日本政治思想史。1998年『「民都」大阪対「帝都」東京―思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

51
この本は歴代の皇后論なのかと思いましたら、貞明皇后のことを書いておられるのだということがわかりました。そのために神武天皇のお后や神功皇后のことを詳しく書かれています。大正天皇がなくなられてからも皇室内ではかなり権力を持っていたことが伺えます。原先生の大正天皇子力作でしたがこの本もかなり力作であると思われます。昭和天皇実録が公開されてその部分も新しくおさめられています。2015/06/12

ぐうぐう

26
画期的な天皇論ではないだろうか。原武史は、近代天皇制を検証するにおいて、あえて皇后に焦点を当てるのだ。原は言う。天皇は生まれながらに天皇となることが決められているが、皇后は最初から皇后ではなく、皇后になろうとする、と。「皇后となる女性は人生の途中で天皇家に嫁いでくる。このため天皇にはない葛藤が生じ、もがき苦しむなかで皇后とは何かという、天皇にはない強烈なアイデンティティの意識が芽生えるのだ」。原はそのモデルケースとして、大正天皇妃である貞明皇后・節子を取り上げる。(つづく)2015/07/07

ロッキーのパパ

21
評価は★★★★(満点は★★★★★) 明治・大正・昭和と生きた貞明皇后を題材に、天皇制における皇后について考察している。600ページを越えるボリュームがあるけど、リーダビリティが高く、さらっと読み進めることができた。 皇后と言えば軍神思わせる神功皇后と慈母を思わせる光明皇后、この二人しか歴史に名を残していない。この二人を意識して皇后像を作り上げていった節子皇后の大変さが伝わってきた。 節子皇后が昭和天皇の敗戦受諾に影響を与えたと言われているが、その描写が少なかったのが残念だ。2016/03/04

宇宙猫

14
★★ 大正天皇の皇后を軸に、明治から平成までの皇后についてや、皇室内の権力闘争、天皇の女性関係について書かれた本。読み物としては面白かったし、なる程と思う部分もあったけど、推論の押しつけに感じて研究本としてはイマイチに感じた。2019/04/01

Toska

13
大正の妻にして昭和の母・貞明皇后の物語。これほど強烈な個性の持ち主であったとは。アマテラスや神功皇后と自らを重ね合わせ、神がかりに近い言動で天皇や重臣たちを振り回すパワフルな女性。だが、それは決して意識的な反逆ではなく、寧ろ男どもが作り上げたイデオロギーを突き詰めた結果だったという点に一周回って爽快味さえ感じる。生まれながらの存在である天皇と異なり、皇后は努力して「成ら」なければならず、彼女の振る舞いはそれに対するひとつの答えだった。2023/10/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9230363
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。